ファミリーマート/年末年始「店長ヘルプ制度」で320加盟者が休暇取得
2019年12月18日 16:30 / 経営
ファミリーマートは12月17日、年末年始に320店の加盟店オーナーが「店長ヘルプ制度」を活用し休暇を取得することを明らかにした。
店長ヘルプ制度は、フランチャイズ加盟者が休暇取得するため、本部スタッフが1日店舗の運営を代行する制度。仕組み自体は古くから存在していたが、2019年6月以降、1加盟者につき、年1回、無償で利用できる制度に改訂した。(※店長ヘルプ制度は、年2回目以降、複数店経営の場合は2店目からは有償で利用できる)。
2019年6月~11月末までに約7200加盟者のうち約1200加盟者が、店長ヘルプ制度を利用した。12月31日~1月3日までの年末年始に320加盟者が店長ヘルプ制度を利用。320加盟者のうち、109加盟者が1月1日に制度を利用する。
ファミリーマートは11月末時点で、店長ヘルプ制度で実際に店舗運営をする社員として、運営トレーナー、QSCトレーナーなど合計240人の人員体制を用意している。トレーナー以外の人員も、店舗運営をする能力があるため、柔軟に店長ヘルプ制度に対応する計画だ。
年末年始はスーパー、ドラッグストアなどコンビニ以外の競合店舗が営業していることが多く、お客のニーズがある。一方で、フランチャイズ加盟者がしっかりと休暇取得をすることが課題になっている。店長ヘルプ制度を活用すれば、加盟者が休暇取得を取得しても店舗の売上も取れ、お客にとっても利便性が高まる。
2020年度から、ファミリーマートは「時短営業選択制度」の導入を決定しており、社会とチェーン全体に与える影響を見極めたうえで、必要に応じ、元日を含む特定日休業の在り方について議論を開始した。上期中に本部方針を決定する予定だ。
時短営業についてのガイドラインは2020年1月末以降に公表する計画だ。
なお、ファミリーマートでは店長ヘルプ制度とは別に、オフィスビル内、商業施設内など施設都合で1月1日に休業する店舗が300店となっている。
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