外食市場/12月は241億円減の4039億円、5カ月連続減
2020年02月07日 11:40 / 月次
リクルートライフスタイルの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は2月5日、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人を対象とする2019年12月度の「外食市場調査」を発表した。
2019年12月の外食市場規模は、3圏域合計で4039億円。前年同月比は241億円減で、5カ月連続して前年を下回った。
外食頻度は2012年の調査開始以来、12月としては最低値を記録。逆に単価は同過去最高額となったが、前年比の増加率は2%増税されているほどには伸びなかった結果、市場規模は12月としては調査開始以来の最低額にとどまった。
圏域別では、関西圏での外食単価の上昇(3020円、前年比101円増)が目立ったが、外食実施率低下の影響が大きく、市場規模としては3圏域とも前年比マイナスとなっている。
2019年の12月は天皇誕生日の祝日がなくなったことなど、前年よりも不利なカレンダーであった影響や、増税による外食に対する消費者意識の冷え込みを反映している可能性もあるという。
業態別では主要16業態中11業態で前年を下回り、特に「居酒屋」 は7カ月連続、「和食料理店」は5カ月連続して市場規模が前年比マイナスとなっている。
外食実施率は77.5%(前月比1.1pt増、前年比1.0pt減)、外食頻度は月4.27回(前月比0.05回増、前年比0.20回減)、外食単価は2973円(前月比411円増、前年比25円増)だった。
エリア別にみると、外食実施率は、首都圏76.7%(前年比0.8pt減)、関西圏78.5%(1.6pt減)、東海圏78.5%(0.7pt減)となっている。
外食頻度は、月に首都圏4.51回(0.30回減)、関西圏4.07回(0.04回減)、東海圏3.71回(0.16回減)。
外食単価は、首都圏3039円(12円増)、関西圏3020円(101円増)、東海圏2587円(60円減)だった。
外食市場規模は、首都圏2475億円(190億円減)、関西圏1090億円(11億円減)、東海圏473億円
(42億円減)となった。
業態別の市場規模は、「居酒屋」(前年比92億円減)、「和食料理店」(52億円減)、「フレンチ・イタリアン料理店」(43億円減)など主要16業態中11業態で前年を下回った。
「居酒屋」は単価が増加したものの(92円増)、延べ回数が減少し(309万回減)、「和食料理店」(延べ回数102万回減、単価59円減)は、延べ回数・単価ともにダウンしている。
■ホットペッパーグルメ外食総研
https://www.hotpepper.jp/ggs/
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