イオンモール/移動販売車の貸出事業にリクルートの決済サービス導入
2023年08月08日 17:02 / IT・システム
リクルートは8月8日、イオンモールの商業施設「FULALI KYOBASHI」(大阪市都島区)に、POSレジアプリ「Airレジ」と、カード・電子マネー・QR・ポイントが使える決済サービス「Airペイ」、オプションサービスの「Airペイ QR」を導入すると発表した。
<利用イメージ>
移動販売車と出店場所を貸し出すイオンモールの新規事業の一環としてスタートする取り組み。まずは同施設内の移動販売車や屋台の11店舗から始める。今後もリクルートのプロダクトで会計・決済・売上分析の業務効率化を支援し、接客や調理に集中できる環境を整えるという。
移動販売車でも路面店と同様に、売上管理や支払方法の選択肢を増やすようなシステム導入は重要だが、開業時には後回しになりがちであり、固定費や維持費などもかかるため、ネックになることがある。その点をイオンモールが考慮し、コスト面での導入しやすさや、利便性の高さを評価し、リクルートのサービス選択に至った。「Airレジ」は月額0円で利用でき、直感的に操作できるUIのため、初めてでも抵抗なく利用できます。「Airペイ」や「Airペイ QR」は、クレジットカードや交通系IC、スマートフォン決済サービスなど、来店客の多種多様なキャッシュレス決済のニーズに対応できるため、購入機会の損失を減らせる。また、「AirID」1つで「Airレジ」や「Airペイ」、「Airペイ QR」を管理できるのも特徴だ。
<Airペイのアカウント数推移>
リクルートが毎月、首都圏・東海圏・関西圏の男女約1万人を対象に実施している「外食市場調査」では、2021年度の年間の中食市場規模は1兆5225億円、新型コロナ感染症前の2019年度と比較すると23.9%増という結果になった。調査結果のように、テークアウト業態のニーズが高まっており、その1つである移動販売のニーズも増している。また、「Airレジ」と「Airペイ」は、あらゆる業態の店舗に支持され、それぞれ2023年3月時点でアカウント数が73.5万と39.4万まで伸びた。
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