b8ta、凸版印刷/バーチャルとリアルを自由に行き来できる店舗体験を提供
2021年03月22日 14:30 / IT・システム
b8ta Japan(ベータ・ジャパン)は3月22日~24日、凸版印刷が開発したバーチャルとリアルを融合した新しい買物体験を提供するサービス「IoA Shopping」を活用し、バーチャル空間上における「b8ta Tokyo – Yurakucho」の実証実験を行う。
「IoA Shopping」は、「IoA 仮想テレポーテーション」技術を活用したサービス。凸版印刷から 2021年度中に提供を開始予定だ。「IoA 仮想テレポーテーション」は、凸版印刷が2016年より国立大学法人東京大学大学院情報学環 暦本研究室と共同で研究・開発をしている遠隔体験技術。移動距離・時間を超え、現地の人員やドローンなどのデバイスを使って自分がそこにいるような感覚で遠隔体験が可能だという。
「IoA Shopping」は、利用者はスマートフォンから、バーチャル空間上に構築した店舗にアクセスし、買物をすることができる。実際の店舗に設置されたアバターロボットに、ボタン一つでアクセスすることが可能。バーチャルとリアルを自由に行き来し、まるで実際に店舗へに行ったかのような買物体験を提供する。
また、バーチャル空間に複数人が同時に接続し、それぞれのアバターで空間を移動可能。空間内にいる人と音声で通話でき、商品が気に入った時は感情表現ができるエモート機能も実装している。
<バーチャル空間からリアル店舗にいる店員と音声ビデオ通話ができる>
さらに、バーチャル空間からリアル店舗にいる店員と音声ビデオ通話ができる。スマートフォンにバーチャル空間とリアル空間の2画面を表示し、リアル空間のウインドウで店員が商品の紹介などを行い、遠隔地からでもリアルタイムに接客を受けることが可能となっている。
商品の設計や使用イメージはARで確認、AIカメラでリアル店舗の人、ロボットを検知してバーチャルに反映する仕組みだ。
「Virtual b8ta」内では、花王の「エスト バイオミメシス ヴェール」、シチズン「Eco-Drive Riiiver」、凸版印刷「b-tone/noseStick」などが体験できるという。
■Virtual b8ta
実験期間:3月22日~24日
目的:「IoA Shopping」の遠隔ショッピングにおける有用性の検証。また、将来的な
店舗接客業務の効率化/情報提供の最適化手法を検討。
場所:バーチャル空間上に構築した「Virtual b8ta」、「b8ta Tokyo -Yurakucho」にアバターロボットの設置。
<体験可能な商品など>
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