コープあいち/AI活用による配達コース最適化の実証実験
2021年07月15日 14:30 / IT・システム
日本生協連は7月15日、コープあいちで実施している配達コース最適化の実証実験の概要を発表した。
実証実験は5月から、 愛知県みよし市の「コープあいち三好センター」で開始した。AIソリューション「Loogia」を使ってより生産性の高いコース設計を行い、実際にコースを確認しながら配達時間や走行距離の短縮の効果があるかを検証した。
実証実験の結果、配達コース数は3コース(13.6%)削減、総配達時間は22時間34分(15.0%)削減、総走行距離は54km(9.7%)削減を実現したという。
全国生協の宅配のコース設計は現場管理者の手作業やシステムによって行われているが、必ずしも生産性が高いとはいえず、より効率的なコース設計を行うことで職員の負担を軽減することが求められていた。
藤井喜継代表理事事業担当専務は、「今回の実証実験結果を受け、効果や課題を精査し、今後も導入に向けて検証を続けたい」と述べている。
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