クリエイト・レストランツ 決算/3~5月期営業利益7.6%減、原材料など高騰
2024年07月12日 17:12 / 決算
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クリエイト・レストランツホールディングスが7月12日に発表した2025年2月期第1四半期決算によると、売上収益382億8600万円(前年同期比4.6%増)、営業利益27億5300万円(7.6%減)、税引前利益25億8400万円(11.6%減)、親会社に帰属する当期利益18億5200万円(13.9%減)となった。
外食産業は、税制改正に伴う法人交際費の回復や訪日外国人の増加などで、堅調な需要が続いているものの、エネルギー資源や円安継続に伴う原材料価格のさらなる高騰が見込まれることに加え、人財面での供給不足の状態が深刻化しつつある。
こうした中、同社は5月に創業25周年を迎え、長年培ってきた変化対応力を武器に、引き続きさらなる飛躍を目指していく。足元では、グループ連邦経営推進の一環として、グループ横断的な組織再編に取り組む。
各事業領域におけるナレッジ集約による専門性の強化及び人財交流の促進を目的に、6月1日付けでダイニング事業領域のLG&EWをクリエイト・ダイニングに吸収合併した。
コントラクト事業領域では、9月1日付けで、KRフードサービスのコントラクト事業をクリエイト・レストランツに分割承継することで、コントラクト事業のさらなる発展を目指していく。
新規出店は、「クリエイト・ブランド・ラボ」による新業態のニューアメリカンダイニング「GOTTA」を出店したほか、しゃぶしゃぶ食べ放題「しゃぶ菜」、大衆酒場「五の五」といったコアブランドを中心に出店。ゴルフ場内レストランやJA全農とのコラボによる業務受託店舗も積極的に展開している。
結果、グループ全体では6店舗の新規出店、4店舗の業態変更、契約満了を中心に11店舗の退店を実施し、第1四半期末における業務受託店舗等を含む連結店舗数は1104店舗となった。
また、人的資本への投資にも注力しており、社員昇給ファンドの拡大や外国人採用の強化を引き続き進めるとともに、雇用年齢の引き上げや、新たにキャリア複線化としてエキスパート職を導入するなど、多様な人財が多様な働き方を実現できる環境整備に取り組んでいるという。
通期は、売上収益1530億円(5.0%増)、営業利益93億円(31.4%増)、税引前利益87億円(31.2%増)、親会社に帰属する当期利益61億円(21.0%増)を見込んでいる。
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