イオン/福岡の新物流センターで物流効率化・脱炭素化モデル構築
2024年07月22日 17:51 / 経営
イオン、イオン九州、イオングローバルSCM、Commercial Japan Partnership Technologies(以下、CJPT)は7月24日、同日から本格稼働する新物流センター「イオン福岡XD」(福岡市東区)で、物流課題の解決と脱炭素社会の実現を目指す取り組みを開始する。
物流の最適化を目指し、仕入れから販売までの各流通段階における効率改善に取り組むイオンと、物流効率化のためカーボンニュートラルと車両の電動化に取り組んできたCJPTの協業によるもの。
まず両社は、第一段階として2021年4月からイオングローバルSCMの南大阪RDCで協業をスタート。ここでは「物流センター内作業改善による積載率向上」「リアルタイムデータを活用した最適配送」などを実現した結果、トラックの総走行距離を10%を効率化、CO2排出量も10%削減できた。
2022年9月には第二段階として、活動の範囲を卸事業者や仕入先まで拡大。イオン九州も参画し、業界を超えた取り組みにより、川上から川下まで一気通貫で輸配送を効率化している。
そして今回、2024年7月24日から本格稼働する新物流センター「イオン福岡XD」で、これらを集約することで「物流効率化」の効果拡大に取り組む。加えて「車両の電動化」を推進し、物流課題解決とカーボンニュートラルを両立。2030年までにCO2排出量35%削減を目指す。
今後、「仕入先とのデータ連携による物流の効率化」「幹線物流(長距離輸送)におけるダブル連結トラック活用・共同輸送」などの取り組みをサプライチェーン全体に広げ、全国で物流課題解決とカーボンニュートラルへの挑戦を続けていくという。
■イオン福岡XD
所在地:福岡県福岡市東区みなと香椎4-1-1 T-LOGI福岡アイランドシティ1階・2階
賃借面積:4万1335.80m2(1万2503坪)
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