サンドラッグ 決算/4~12月増収増益、冬物季節品が好調
2025年02月14日 16:52 / 決算
サンドラッグが2月14日に発表した2025年3月期第3四半期決算によると、売上高6035億9400万円(前年同期比6.6%増)、営業利益348億1900万円(4.8%増)、経常利益343億5100万円(1.7%増)、親会社に帰属する当期利益238億3000万円(4.6%増)となった。
ドラッグストア事業の売上高は3908億4700万円(5.6%増)、営業利益は211億6600万円(0.2%増)。
駅前店を中心に、医薬品・健康食品・化粧品などのインバウンド需要の取り込みを強化。中間期まで海外景気の影響を受けた、サマー化粧品を中心とした卸売りの減少影響が収束したことに加え、冬物季節品が好調に推移した。
販売管理費は生産性向上を目的とした電子棚札の導入拡大により、一時的に管理費が増加したが、計画の範囲内でコントロールしているという。
ディスカウントストア事業の売上高は2563億1600万円(8.6%増)、営業利益は136億5300万円(12.8%増)。
コロナ禍でのペットブームの特需が一巡したものの、冬物季節品(スキンケア)が堅調。米を中心とした食品価格の上昇が継続し、食品部門が好調に推移している。
店舗面では、43店舗の新規出店と8店舗を閉店、84店舗で改装を行い活性化を図った。12月末のグループ全体の店舗数は、ドラッグストア事業1101店舗(直営店843店舗、星光堂薬局82店舗、サンドラッグプラス75店舗、大屋63店舗、フランチャイズ店38店舗)、ディスカウントストア事業407店舗(ダイレックス407店舗)の合計1508店舗となっている。
通期は、売上高8030億円(6.8%増)、営業利益462億円(12.7%増)、経常利益453億円(8.6%増)、親会社に帰属する当期利益304億5000万円(4.5%増)を見込んでいる。
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