ショッピングセンター/2月既存店売上1.2%増、冬物セール品・重衣料好調
2025年03月25日 15:31 / 月次
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日本ショッピングセンター協会が3月25日に発表した2月のショッピングセンター(SC)販売状況によると、既存SCの売上高は前年同月比1.2%増だった。
月度 | 総合 | テナント | キーテナント |
1月 | 4.9%増 | 5.1%増 | 4.2%増 |
2月 | 1.2%増 | 1.2%増 | 1.2%増 |
前年同月は、うるう年のため、日数が1日減った影響を受けたSCが多かった。だが全国的に気温が低かったことで冬物セール品や重衣料が稼働し、前年を上回った。
立地別にみると、中心地域は総合で前年同月比伸長率3.4%増、周辺地域は同0.2%増となった。中心地域は大都市を中心にインバウンド客の来館が売上を押し上げている。周辺地域はレジャー需要にも対応する広域商圏型SCが好調だった一方、気温低下による外出控えの影響があったSCもあったという。
業種別にみると、「ファッション」は気温低下による冬物セール品のほか、オケージョン需要に対応した商品が稼働。「雑貨」は防寒アイテムのほか、新生活需要で家具や食器も好調だった。「食料品」は価格高騰により買い上げ点数が減少傾向にある。「飲食」はインバウンド客の来館があったSCを中心に好調だった一方、気温低下による外出控えで来館者が減ったSCでは売上が伸び悩んだ。
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