賃上げ2025/UAゼンセン3次集計パート時給70.1円アップ、過去最高を更新

2025年04月04日 12:37 / 経営

UAゼンセンが4月4日発表した2025年労働条件交渉の3次集計によると、正社員453組合、パート214組合、契約社員67組合(計118万人強)で、組合員の賃上げが決定した(4月1日10時現在)。

<永島智子会長>
永島智子会長

永島智子会長は「今年は2023年、2024年と高い水準で続いた賃上げが定着した年だと評価している。パート時給の妥結総合計は70.1円(6.08%、加重平均)とUAゼンセン結成(2012年)以来過去最高の額となった。300人未満の組合でも前年を上回る賃上げを実現しており、雇用形態、規模間格差の歯止めをかけている」と説明した。

正社員の妥結総合計(制度昇給、ベアなど込み、加重平均)は1万6125円(5.14%)、賃金引き上げ分(ベアなど)は1万1394円(3.57%)の引き上げとなった。

また、パート時給の賃上げ率は10年連続で正社員を上回っている。

契約社員は総合計加重平均で1万1180円(4.75%、加重平均)となっている。

<西尾多聞書記長>
西尾多聞書記長

西尾多聞書記長は、「規模別では300人以上の組合が前年並みの結果だったのに対し、300人未満の組合が総合計で1336円・0.31%上回っており、中小企業でも物価上昇分を超えた賃上げが実現している」と述べた。

賃上げ2025/イオン、ヤオコー、ライフ、サミット積極的にパート時給をアップ

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