マークイズ福岡ももち/24年度売上高は過去最高の195億円、来館者数1149万人越え

2025年04月08日 13:34 / 店舗

三菱地所プロパティマネジメントが運営する大型商業施設「MARK IS 福岡ももち」(福岡市中央区)では、2024年度(2024年4月~2025年3月)の全館売上高が過去最高額を達成した。

<施設外観>
マークイズ福岡ももち

24年度の売上高は195億円(前年比5.0%増)、来館者数は1149万人(4.4%増)超えを記録。開業初年度を初めて上回った23年度に続き、過去最高を更新している。

<全館売上高・来館者数の推移>
マークイズ福岡ももち

24年の秋には、開業以来最大級のリニューアルを実施。8月末~9月にかけて17店舗(新規15店舗、リニューアル2店舗。合計延床面積約2800m2)がオープンした。

<ファッションゾーン強化>
マークイズ福岡ももち

このうち新規10店舗はファッション系のアウトレット業態を誘致。2階の東エリアに集約し、新たなファッションゾーンとして生まれ変わることで、新規顧客の開拓および既存顧客のニーズ掘り起こしにつなげたという。

地域住民の要望も踏まえ、同フロアにはキラーテナントとして「マクドナルド」がオープン。前身となる「ホークスタウンモール」(16年閉館)に構えていた人気店が復活した。

<ニンジャ☆パーク>
マークイズ福岡ももち

立地特性を生かし、アミューズメントやサービス店舗も強化。3階には、首都圏などで話題のスポーツアミューズメントパーク「ニンジャ☆パーク」(福岡県内初)や、子どもの初めての習い事の場として定評がある九州最大の体操教室「Do Challenge club」がオープンしている。

このほか「あそびパークPLUS」「Moff animal cafe」「アローズラボ&アローズジム」「あそびばももち」など、キッズ向けや親子で遊べる施設を集めた。

館内では、IPコンテンツとコラボレーションしたイベントも実施。「名探偵コナン」「進撃の巨人」「ハリー・ポッター」などコンテンツ型の館内イベントを大型連休にあわせて導入した。より広域からの集客に寄与したほか、インバウンド集客も獲得している。

<おおかいだん装飾イメージ(春)>
マークイズ福岡ももち

25年度については、24年度にオープンした新店が年間を通じて稼働するほか、より地域との接点を増やす販促施策による来館促進により、売上高・来館者数ともにさらなる増加を見込んでいるという。

まずは足元商圏、地域住民の集客および来館頻度を強化する。PayPayドームや福岡タワーなどの観光資源やヒルトン福岡シーホークに近接する立地特性を生かし、広域ならびにインバウンド集客を継続していく。地域団体、館外店舗や生活者を巻き込んだ、新たな地域連携型イベントを企画する方針だ。

地域住民向けの新たな施策として、館内中央の「おおかいだん」を季節毎に装飾。来館頻度が多い顧客も楽しめる空間づくりや展示を行う。

また、子育て中のパパ・ママや、地域の誰もが気軽に参加できる「育児」や「防災」をテーマにしたイベントや、館内での取り組みをスタートする。

■MARK IS 福岡ももち
開業日:2018年11月21日
所在地:福岡県福岡市中央区地行浜2-2-1
運営:三菱地所プロパティマネジメント
面積:約13万m2(約4万坪)
駐車場:約1300台
施設内容:4階/物販・飲食・サービス・エンタメ/156店舗(2025年3月31日現在)
アクセス:西鉄バス「PayPayドーム」または「九州医療センター」より徒歩すぐ
ホームページ:https://www.mec-markis.jp/fukuoka-momochi/

マークイズ福岡ももち/今秋リニューアルで新規含む17店舗オープン

流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。

メルマガ無料登録はこちら

店舗 最新記事

一覧

リニューアルに関する最新ニュース

一覧

商業施設に関する最新ニュース

一覧

経営戦略に関する最新ニュース

一覧

最新ニュース

一覧