日本マクドナルド 決算/1~3月減収増益、既存店売上高は38四半期連続で増加

2025年05月09日 16:23 / 決算

日本マクドナルドホールディングスが5月9日に発表した2025年12月期第1四半期決算によると、売上高1012億1700万円(前年同期比0.1%減)、営業利益119億4700万円(6.1%増)、経常利益118億4800万円(2.4%増)、親会社に帰属する当期利益76億2100万円(13.2%増)となった。

日本マクドナルドホールディングスのロゴ

QSCと利便性の向上に取り組み、マーケティングや店舗・人材などへの投資を積極的に行ったことで、全店売上高は5.0%増の2143億3800万円、既存店売上高も2015年第4四半期から2025年第1四半期まで38四半期連続で増加したものの、連結売上高は微減となった。

利益面は、全店売上高の増加に加え、店舗オペレーションの効率化が奏功し、営業利益は増加した。

商品展開としては、定番メニューの「サムライマック」シリーズを初リニューアル。新レギュラー商品として「炙り醤油風 たまごベーコン肉厚ビーフ」を追加。

加えて、気軽に利用できる身近なブランドとして、年間を通じてお得感を提供する「トクニナルド」キャンペーンを3月10日から開始。第一弾として、「マックフライポテト」M・Lサイズの特別価格での提供や、マクドナルド公式アプリで人気メニューを税込100円で購入できるスペシャルクーポンを日替わりで配信した。

また、「ハンバーガー」のセットを10年ぶりに復活させ、これまで展開してきたお得な500円台のバリューセットラインアップに追加。名称を「セット500」に改め、合計5種類を展開。これらの施策効果により、集客を促進した。

店舗数は2025年からの3年間で100店舗以上の純増を目指し、店舗ポートフォリオの最適化を進め、1店舗あたりの売上高と収益性の向上を図る。

第1四半期では、新規出店が13店舗、閉店が16店舗、リモデル(既存店改装)は22店舗となった。

通期は、売上高4125億円(1.7%増)、営業利益495億円(3.1%増)、経常利益485億円(2.3%増)、親会社に帰属する当期利益305億円(4.6%減)を見込んでいる。

日本マクドナルド 決算/12月期営業利益17.5%増、中計目標達成

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