ゲオHD 決算/3月期営業利益33.1%減、新品商材の前期反動減・減損損失31億円計上

2025年05月12日 10:30 / 決算

ゲオHDが5月9日に発表した2025年3月期決算によると、売上高4276億6900万円(前年同期比1.4%減)、営業利益112億5000万円(33.1%減)、経常利益122億2400万円(34.8%減)、親会社に帰属する当期利益45億3700万円(58.4%減)となった。

ゲオHD

インターネットを介した電子商取引の拡充のほか、2nd STREETを中心としたリユース店舗の新規出店を国内外で推進している。

リユース系リユース商材全体の売上高は1902億4600万円(12.1%増)。

リユースラグジュアリー商材、特に高級時計を中心に扱うOKURA TOKYOは軟調な取引相場の中、商品流動性を高めてリスク管理を行い、堅調に推移した。

商品構成の中心であるリユース衣料・服飾雑貨は、記録的な高温や暖冬傾向などの天候不順の影響や出店計画未達があったものの、リユース市場拡大に比例し着実に成長しているという。

海外地域では直営店方式での出店により活動範囲を広げ、世界のリユース市場における認知度向上を図り、各地域で着実に現地での支持を集め、店舗数・売上を拡大した。

メディア系リユース商材全体の売上高は836億6900万円(12.4%増)。

ゲーム関連商材は新作ゲームソフトのヒットによるリユース商材への恩恵が乏しかったが、家庭用ゲーム機本体の値上げ前の駆け込み需要により、微減収にとどまった。

また、スマートフォンやタブレット端末等のリユース通信機器市場の拡大に合わせ、店頭サポートスタッフを配置した「GEO mobile」をショッピングモールなどに出店。認知度向上のため戦略的に広告を行い、リユースモバイル商材のシェア獲得に注力している。

新品商材の売上高は991億円(25.1%減)。トレーディングカード及びカプセルトイの売上が好調に推移したものの、前期にあった「家庭用ゲーム機本体の販売増」「大型タイトルのリリース」の反動減が大きく影響したという。

また、収益性の悪化により、店舗等に係る固定資産について減損損失を31億3800万円計上した。

2026年3月期は、売上高4700億円(9.9%増)、営業利益115億円(2.2%増)、経常利益110億円(10.0%減)、親会社に帰属する当期利益55億円(21.2%増)を見込んでいる。

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