良品計画 決算/9~5月増収増益、営業収益と利益ともに過去最高を更新

2025年07月11日 16:43 / 決算

良品計画が7月11日に発表した2025年8月期第3四半期決算によると、営業収益5910億9300万円(前年同期比19.2%増)、営業利益594億600万円(39.9%増)、経常利益578億2600万円(33.5%増)、親会社に帰属する当期利益435億9100万円(30.1%増)となった。

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営業収益と各段階利益は増収増益となり、いずれも過去最高を更新した。

営業収益は、国内外での新規出店に伴う店舗数の増加に加え、売上が順調に推移したことで増収に。

親会社株主に帰属する四半期純利益は、前期に実施した欧州事業再編に伴う税金費用の減少が増益に寄与した。

生産体制の内製化による原価低減、為替影響、海外における値下げ率の抑制により営業総利益率の改善が進んだほか、販管費率も低下したことで、営業利益率は10.1%になった。

2025年5月末の店舗数は、国内外合計で1396店舗。

国内は郊外の生活圏を中心に61店舗を出店、10店舗閉鎖し、674店舗。海外は中国大陸、台湾、ベトナム、マレーシアなどに62店舗を出店、22店舗閉鎖し、722店舗となった。中国大陸で店舗のスクラップアンドビルドを積極的に推進した。

事業別の業績では、「国内事業」は営業収益3590億7200万円(22.5%増)、セグメント利益413億900万円(34.1%増)と増収増益。スキンケアや日用消耗品をはじめとする商品力の強化に加え、継続的なマーケティング活動や店舗運営・在庫管理などのオペレーション力向上が寄与して増収となった。

「東アジア事業」は営業収益1645億9900万円(14.1%増)、セグメント利益325億3200万円(27.5%増)と増収増益。「東南アジア・オセアニア事業」は営業収益364億2900万円(26.3%増)、セグメント利益44億7400万円(25.5%増)と増収増益となった。

「欧米事業」は営業収益309億9200万円(5.1%増)、セグメント利益53億1800万円(38.1%増)で、不採算店舗の閉鎖により店舗数は減少したものの、既存店売上が伸長したほか、為替影響も加わって増収増益となった。

同社は国内外の売上が好調に推移したことなどにより、同日付で業績予想を上方修正している。

その結果、通期の営業収益は60億円増えて7760億円(17.3%増)、営業利益は30億円増えて700億円(24.7%増)、経常利益は30億円増えて670億円(20.1%増)、親会社に帰属する当期利益は15億円増えて470億円(13.1%増)を見込んでいる。

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