イオンリテール/「イオンスタイル須坂」10/3オープン、長野県北部に初出店
2025年09月26日 17:30 / 店舗
イオンリテールは10月3日、長野県須坂市に同日開業する商業施設「イオンモール須坂」内に「イオンスタイル須坂」をオープンする。同施設の核店舗となる。9月25日メディア向けに内部が公開された。
イオンスタイル須坂は、長野県北部(北信)エリア初の「イオンスタイル」。1階から3階までの3フロアにわたって食料品、衣料品、生活用品、ベビー用品を含む総合スーパーを展開する。
1階は食品売場と、トレンドコスメなどを提供する「グラムビューティーク」の2つの主要エリアで構成。
食品売場は鮮度や品質にこだわった商品をそろえる。鮮魚売場は県内のイオンで最大の対面売場となり、新潟県や富山県、石川県の漁港から仕入れた鮮魚を豊富にそろえる。
惣菜コーナーでは、店内焼き上げピッツァの「ピッツァソリデラ」 や、約30種類の量り売り惣菜を提供する「リワードキッチン」を展開。
地元の味を大切にする取り組みとして、須坂市のソウルフードである「みそすき丼」を、行政との協議を重ねながら自社オリジナル惣菜として開発・販売するほか、長野県で人気の「ビタミンちくわ」(ビタちく)を使った総菜なども販売予定。
また、冷凍食品売場も県内最大級の規模で、世界の話題商品やご当地食品など1000品目以上をラインアップする。
「グラムビューティーク」では、MZ世代に人気の「アジアンコスメ」をはじめとするトレンドコスメや、イオンのオリジナル化粧品ブランド「コペルニカ」「Sokko beauty(ソッコービューティー)」などを展開。
健康をサポートする「イオン薬局」も備え、全国の処方せんを年中無休で受け付けるほか、無料で血圧や血管年齢などが測定できる「源気サポートSTATION」も設置する。
2階は衣料品売場が中心となる。イオンスタイル須坂の店長を務める坂井勝則氏は「衣料品売場は、これまでの男性・女性という区分けではなく、カジュアルやビジネスといった生活のシーンに合わせた売場構成となっている」と説明する。
売場はショップ形式で編成。10代向けのトレンドアイテムを扱う「ダブルフォーカス」、デイリーカジュアルを提供する「TVC(ティーヴィシー)」や「ESSEME(エシーム)」に加え、ビジネスウェアや冠婚葬祭用の「スマートメドレー」が県内初出店する。
3階は、ベビー・キッズ・ホビーを統合した「キッズリパブリック」と「ホーム&エンターテイメント」(生活用品)という新しい売場構成となる。
「キッズリパブリック」は、0〜3歳のベビー、3〜6歳の幼園児、7〜12歳のスクールと、年齢別に分けている。おもちゃを触って試せる「タッチ&トライ」コーナーや知育玩具のスペースも設け、知的好奇心を育む環境を目指す。
最新のベビールームを完備しており、授乳だけでなく、子どもと食事ができるスペースも用意。鍵付きの個室授乳室は「お父さんも一緒に入れる」(坂井店長)よう工夫されており、空き状況が確認できる仕組みも導入する。
一方の「ホーム&エンターテイメント」は、中部エリアでは初めて導入する売場。「パーソナルニーズ」や「余暇」を強化し、「大人の趣味にも対応した『ZACCARA(ザッカラ)』という新しい売り場を展開している」(同)。
また、モバイル関連を扱う「AEON MOBILE(イオンモバイル)」、美容家電やオーディオなどを扱う「DIGITAL WORLD(デジタルワールド)」、トレンド文具やキャラクター文具を扱う「Stagraphy(スタグラフィ)」といった売場を設置。加えて、イオンの住まいと暮らしのブランド「ホームコーディ」も出店している。
■イオンスタイル須坂
所在地:長野県須坂市大字福島386-1 イオンモール須坂1~3階
店舗面積:約1万2925m2
営業時間:(1階食品)8時~22時、(1階ヘルス&ビューティ)9時~22時、(2~3階)9時~21時、(イオン薬局)9時~20時
休業日:年中無休
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