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イオン/「イオンモール常熟新区」バーチャル試着などデジタル施策を強化

2019年06月13日 16:20 / 海外

イオンモールは6月11日、中国江蘇省常熟市の高新技術産業開発区内に、常熟市初出店となるショッピングモール「イオンモール常熟新区」を今夏オープンすると発表した。

<イオンモール常熟新区>
イオンモール常熟新区

常熟市中心部より南へ約6km、常熟市政府が最も開発に注力している高新技術産業開発区(国家級開発区)に位置し、周辺は住宅エリア、官庁エリア、文化エリア、教育エリアなどの整備が進んでいる。

開発区内の東西幹線道路である「東南大道」と常熟と昆山を結ぶ幹線道路「常昆路」の交差地点に隣接するほか、北側1kmに環状高速道路(無料)の出入口、西側1kmにも縦貫高架道路(無料)の出入口があり交通アクセスも至便な立地となっている。

中国では2008年に初出店以来、北京・天津・山東省、江蘇・浙江省、湖北省、広東省の4つのエリアを中心に集中的に出店を進め、同モールが20店舗目の出店となる。

レストランの事前予約、館内の案内、バーチャル試着など各種デジタル施策を強化したモールとなっている。

<スマホでレストランの事前予約>
スマホでレストランの事前予約

スマートフォンアプリを通じ、自宅に居ながら、モール内のレストランに予約を入れて、自宅からモールまでの効率のよい経路を音声付で案内する。

そのほか、館内の行きたい場所を入力することで、マップと音声による一番効率的なルートを提案するなど、時間を無駄にすることなくショッピングを楽しめる。

<AI搭載ロボットが巡回>
AI搭載ロボットが巡回

館内を人工知能(AI)搭載ロボットが巡回し、館内のプロモーションや各施設サービスの案内、顧客との会話(コミュニケーション)も可能となっている。

また、帰宅時には車両ナンバーを入力するだけで、駐車位置が瞬時にわかるなど、最新デジタル技術を集約し、新たなショッピングモール体験を提供する。

さらに、館内にバーチャル試着用サイネージを導入、各専門店の洋服を自由に試着が可能となっている。

初回で登録すれば2回目以降は、スマートフォンでどこででもバーチャル試着が体験できる。

短い時間で多くの洋服を試着でき、効率的に服選びを楽しめる。3階キッズゾーンには、子ども専用の試着用サイネージも導入、ファミリーで活用できる。

位置情報ゲームアプリを用意し、モール内で出されるミッションに挑戦し、割引クーポン券などをゲットできる仕組みも設置している。

ロッカーは顔認証システムを導入するなど、顧客利便性を高めるため、様々な場所でデジタル化を進めている。

■イオンモール常熟新区(じょうじゅくしんく)
所在地:中華人民共和国江蘇省常熟市高新技術産業開発区東南大道168号
TEL:イオンモール常熟新区 (国番号86)0512-5231-8186
イオン常熟新区店 未定
出店数:約180店舗
核店舗:イオン常熟新区店
サブ核店舗:YYSPORTS、CGVシネマ、銀吉姆(INGYM)、UNIQLO、鹿島、NOMEなど
敷地面積:約12万6000m2
延床面積:約18万1000m2
総賃貸面積:約6万3000m2
駐車場台数:約3800台
建物構造:RC造 地上3階 地下1階
営業時間:専門店10時~22時、シネマコンプレックス10時~24時、イオン常熟新区店9時~22時
火曜日は1階のみ8時オープン
休業日:年中無休
従業員数:ショッピングモール全体約2500人(内、イオン常熟新区店約300人)
基本商圏:車20分圏 約46万人
http://changshuxinqu.aeonmall-china.com/

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