ローソン×KDDI/フィリピンでAI活用の実証実験、店舗効率化や売上向上目指す
2025年10月28日 14:49 / 海外
ローソンとKDDIはこのほど、フィリピンでAIを活用した店舗オペレーション効率化と売上向上に向けた実証実験を始めた。
9月3日から順次、フィリピン国内の一部ローソン店舗で取り組みを開始。
AIを使った陳列計画の高度化では、立地条件などが同じ店舗の販売実績や購買傾向を分析し、店舗の立地に合った最適な品ぞろえを推奨する。
AI発注システムでは、店舗ごとの販売実績や在庫データなど多様なデータをAIが分析し、店舗ごとの販売力に応じた商品発注数を推奨。商品の発注にかかる作業時間短縮や、過剰在庫・廃棄ロスの低減につなげる。
AI解析による店内防犯カメラの活用では、売場の陳列やレジの混雑状況を可視化。異常が検知された映像のみをAIが自動で切り取ることで、スタッフによる映像確認時間を短縮できるという。
ローソンは2015年にフィリピンに進出。現在、221店舗(9月末時点)を展開する。今回の実験結果を踏まえ、フィリピンをはじめアジアの店舗でデジタル技術の活用を進めていく。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。
