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イズミ/3~11月、子会社再編などで売上・利益ともに過去最高

2018年01月11日 15:10 / 決算

イズミが1月11日に発表した2018年2月期第3四半期決算は、売上高5367億6800万円(前年同期比4.6%増)、営業利益256億8900万円(7.3%増)、経常利益255億4900万円(6.1%増)、当期利益173億4700万円(137.7%増)となった。

店舗面では、4月に新業態となる大型複合商業施設「LECT(呼称:レクト、広島市西区)」、5月には「ゆめタウン江津(島根県江津市)」を開業し、いずれも好調なスタートを切りった。

「LECT」は、生活者にとって自宅、職場や学校とは別の「第3の居場所(サードプレイス)」を目指し、「知・住・食」をメインテーマに据えた3つのゾーンで構成した。

従来の商業施設の枠組みを超えたライフスタイル提案型の複合商業施設であり、自社はスーパーマーケット「ゆめ食品館」のほか、フードコート「サウザンドディッシュ」など飲食・食物販といった、主に「食」の分野を担った。

モノからコト、そしてトキを切り口とした付加価値提案力を試す新たな挑戦であり、そこでの新規の客層の取り込みや、得られるナレッジを他店へと展開することで、既存店全体の店舗付加価値を高め、より拡充する戦略的取組みをスタートした。

これまでの新規出店やM&Aにより存在感の高まってきたグループ内の食品スーパー「ゆめマート」などに対して、より実効性の高いマネジメントを行うべく、組織改革では食品スーパーと大型ショッピングセンターの運営を分離したうえで、商圏毎に「中四国マート事業部」と「九州マート事業部」に再編した。

食品スーパー子会社群を束ねる「グループSM統括部」を設置した。

これらにより、より地域に密着した食品スーパーとしての最適な店舗オペレーションを行うとともに、グループ内の食品スーパーの事業戦略を統合的に展開する体制を整えた。

食品スーパー子会社は、引き続きスケールメリットとドミナント展開のメリットを享受すべく、業務効率の改善に取り組んだ。

これらの結果、第3四半期の営業成績は、増収増益となり、過去最高を更新した。

通期は売上高7481億円(6.5%増)、営業利益390億円(9.3%増)、経常利益387億円(8.4%増)、当期利益265億円(55.7%増)の見通し。

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