井筒屋/2月期は、本店改装も営業利益17.7%減
2018年04月13日 08:15 / 決算
井筒屋が4月10日に発表した2018年2月期決算は、売上高783億400万円(前年同期比1.7%減)、営業利益11億4700万円(17.7%減)、経常利益5億6100万円(23.1%減)、当期利益6億7500万円(11.1%増)となった。
本店では、2017年4月に「暮らしを楽しくする」をコンセプトとした生活雑貨のセレクトショップ「プレイフルライフ」を本館6階に新設した。
ファミリーでの買い物を楽しく快適に過ごしてもらうため、本館7階のフロア中央に子供の遊び場「アイキッズランド」を新設し、玩具売場を刷新した。
9月には本館5階紳士服フロアの一部を改装し、紳士洋品・雑貨の品揃えを充実させるなど、ライフスタイルの変化に対応した売場づくりを推進した。
2018年2月には本館地階の惣菜コーナーに「柿安ダイニング」、本館1階の化粧品コーナーに「M.A.C(マック)」をオープンし、人気ブランドの導入を行った。
バイヤーおすすめの逸品を一堂に集めた「アイ・プラス井筒屋ベストセレクション」や地元で人気のパンの店やカフェを集めた「麺麭(パン)と珈琲のある暮らし」など、厳選した「モノ」の提案と、周辺の賑わい創出を目的とした「コト」の提案に力を注いだ。
サテライトショップでは、2017年8月に「イオンモール直方ショップ」、10月には23店目となる「ゆめタウン行橋ショップ」をオープンし、地域のお客様の利便性向上に努めた。
今後も需要拡大が予想されるインバウンドでは、臨時免税カウンターの設置や通訳スタッフの増員など運営体制を強化し、訪日外国人観光客の利便性向上に努めた。
来期は売上高784億円(0.1%増)、営業利益11億円(4.1%減)、経常利益4億円(28.7%減)、当期利益2億円(70.4%減)の見通し。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。