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コメリ/4~6月は、オペレーション効率化で増収増益

2018年08月06日 09:20 / 決算

コメリが発表した2019年3月期第1四半期決算は、売上高956億900万円(前年同期比1.8%増)、営業利益71億1200万円(2.0%増)、経常利益70億4600万円(1.8%増)、当期利益47億2700万円(1.3%増)となった。

<コメリの店舗>
コメリの店舗

「何々ならコメリ」とお客様に必要とされる店づくりを目指し、パワー(PW)、ホームセンター(HC)、ハードアンドグリーン(HG)の出店及び既存店の改装に注力した。

PWを栃木県鹿沼市(栃木県初のPW)と千葉県旭市に、HCを宮城県亘理町(HG亘理店から業態転換)に、HGを福島県楢葉町(移転増床)と宮崎県門川町にそれぞれ開店した。

福島県楢葉町のHG楢葉店は、2011年3月に発生した東日本大震災の影響により営業休止を余儀なくされたが、同町の復興計画と地域の人々から営業再開の要望が多数あり、約7年ぶりに営業を再開した。

一方で、HG亘理店とHG北茨城店(茨城県北茨城市)の2店を閉店した。期末店舗数は、PW55店舗、HC164店舗、HG960店舗、アテーナ9店舗、合計で1188店となった。

4月に北海道地区本部(北海道苫小牧市)を新たに開設し、3月に稼働した北海道流通センターと共同して、同地区に根差した店舗展開及び物流体制の強化を図った。

5月の天候不順が園芸用品を中心に売上と利益にマイナスの影響が出たが、BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)によるオペレーションの効率化等により販管費を抑制でき、増収・増益となった。

連結子会社のコメリキャピタルが独自に発行するコメリカード等の会員数は、期末時点300万人を突破し順調に推移した。

通期は売上高3580億円(4.7%増)、営業利益187億円(10.2%増)、経常利益188億円(10.0%増)、当期利益117億円(7.3%増)の見通し。

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