ベルク 決算/3~5月増収増益、価格戦略と販促活動が奏功

2025年07月10日 16:22 / 決算

ベルクが7月10日に発表した2026年2月期第1四半期決算によると、営業収益1037億1200万円(前年同期比11.0%増)、営業利益38億8500万円(4.1%増)、経常利益39億9100万円(2.7%増)、親会社に帰属する当期利益27億3000万円(4.5%増)となった。

ベルクのロゴマーク

価格で他社に比べて相対的安さを実現したほか、顧客を飽きさせない販売促進活動を継続したことなどが奏功し2桁増収。単体既存店売上高は6.5%増と伸長した。

売上総利益率は、商品仕入価格の高騰や競争力維持のための価格強化などによって0.5ポイント減の25.7%となった。

販売管理費は、売上高販売管理費率が0.2ポイント減の23.6%で、従業員の賃金上昇を実現しながら、売上高に応じた経費コントロールを実施し、計画通りの数値で推移。

販売政策では、ポイントカード販促や各種キャンペーンの実施、SNSを利用した情報発信で、来店動機を高めた。ネットスーパー「ベルクお届けパック」、独自電子マネーカード「ベルクペイ」は導入店舗を拡大し、利便性向上を図った。

商品政策では、プライベートブランド「くらしにベルク kurabelc(クラベルク)」を含めた自社開発商品を拡大。

店舗展開では、2025年4月茨城県つくば市に「フォルテつくば店」、5月に同龍ケ崎市に「龍ケ崎店」を新規出店。既存店1店舗の改装も実施した。2025年5月末時点の店舗数はベルク143店舗、クルベ3店舗の計146店舗。

通期は、営業収益4141億7200万円(6.8%増)、営業利益180億9100万円(6.4%増)、経常利益182億6300万円(5.0%増)、親会社に帰属する当期利益124億4500万円(0.5%増)を見込んでいる。

セブン&アイ 決算/3~5月増収増益、カウンター商材が好調

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