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イオン/3~5月、GMS事業は営業損失54億3400万円

2019年07月05日 18:10 / 決算

イオンが7月5日に発表した2020年2月期第1四半期決算によると、GMS事業は、営業収益7542億800万円(0.4%増)、営業損失54億3400万円(前期から8億8400万円の減益)となった。

<イオンのGMS>
イオンのGMS

イオンリテールは、4店を出店した。3月にオープンした「イオンスタイル上麻生」(神奈川県)は、ステーキやパスタ等をその場で食べることができるスタイル「ここDEデリ」と、生鮮や惣菜の「食」を基軸に品ぞろえをした。

医薬品や調剤も取りそろえ、お客が必要なものをワンストップで購入できる食品スーパーを展開した。

4月にオープンした「イオンスタイル幕張ベイパーク」(千葉県)は、お客の意見を反映し、毎日の食卓シーンにあわせて本格的なおいしさを追求する「食」と、ゆったりとくつろげる飲食店・カフェを充実させた。

コーヒー豆と輸入食品専門店「カフェランテ」では、イオン初となる、厳選豆・自家焙煎・本格抽出にこだわったカフェを展開した。

既存店売上高は0.1%減で、4月の気温の低下などの天候不順の影響があった。一方で5月単月では、1.1%増と回復した。

引き続き、アプリクーポンの活用による会員増や競争店対策の徹底、まいにち夜市の強化、消費増税前の需要の取り込みなど、お客のニーズに機動的に対応するとともに、経費の効率的な運用を推進する。

イオン北海道は、ゴールデンウィーク10連休と改元のお祝いイベント「令和祝祭」において、アウトドア関連商材の売れ行きがよく、対象期間の売上高は衣食住すべての部門で前年を上回り、5.8%増と大きく伸長した。

日本各地の人気食材を提案する国内フェアでは、四国フェアが好評を博し、食品部門の売上増加に寄与した。

健康志向の高まりに対応したヘルス&ウエルネス商品の品ぞろえを強化したことにより、衣料では婦人衣料のアスレジャー、住居余暇部門では枕やマットレスなどが売上をけん引した。

イオン九州は、既存店活性化の取り組みとして、3月にイオンモール福岡伊都(福岡県)をリニューアルオープンした。

若いファミリー層が増加している商圏特性を踏まえて、小さな子どもを連れたお客が、より快適に買い物できるようにフードコートや授乳スペースなど施設・設備面を拡充した。

そのほか、新たな売場や専門店を導入したことなどにより、リニューアル後の来店客数は前年同期間に比べて増加し、SC全体の売上高が当初計画を上回るなど好調に推移した。

3月には、ナショナルブランドの中から毎日の生活に必要な必需品を厳選した値下げ施策を実施するとともに、満足品質で地域一番の低価格を目指すイオンのプライベートブランド「トップバリュベストプライス」の品ぞろえを拡大するなど、お客の毎日の生活を価格で応援する取り組みを推進した。

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