バローHD/4~6月、営業収益は増収、営業利益は減益
2019年08月08日 14:50 / 決算
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バローホールディングスが8月8日に発表した2020年3月期第1四半期決算によると、営業収益1648億6500万円(前年同期比19.4%増)、営業利益32億8600万円(16.9%減)、経常利益36億100万円(18.6%減)、親会社に帰属する当期利益12億8000万円(54.6%減)となった。
SM事業の営業収益は918億6800万円(6.5%増)、営業利益は18億8700万円(23.5%減)となった。生鮮を中心に特徴あるカテゴリーを前面に打ち出すとともに、その構成要素である商品力の向上を図った。
好調な売上を維持する果物部門では、産地直送の取り組みを軸に、地方市場の活用やグループ企業間での産地共有を付加し、柔軟な仕入体制を構築した。鮮魚部門では、前期に商品化を見直した「刺身盛合せ」の販売が堅調に推移したほか、新たな取引先を開拓して鮪の販売強化を図り、グループ企業間で販売量を競い合うなど、販売力の強化に努めた。
2店舗を新設、1店舗を閉鎖し、期末のSM店舗数はグループ合計291店となった。中核のバローでは7店の改装を行い、「SMバロー美濃加茂店」(岐阜県美濃加茂市)を増床して生鮮売場を大幅に拡張したほか、「SMバロー大沢野店」(富山県富山市)など、前期に着手したシェアを十分に獲得できていない地域での改装も並行して進めた。
商品開発を進める惣菜部門では、2019年4月に中部国際空港旅客ターミナルビル内で惣菜専門店「デリカキッチンセントレア店」(愛知県常滑市)を開設し、弁当に特化した商品構成に挑戦した。
同事業では、バローの既存店売上高が前年同四半期比で0.5%減少したものの、前期から当期にかけて開設した店舗や前期に子会社化したフタバヤと三幸が寄与し、増収となった。
しかしながら、バローで売上の伸びが鈍化した加工食品を中心に売上総利益率が低下したほか、8月に自社物流システムへの切り替えや商流変更を予定する三幸の改善が遅れ、事業全体で減益となった。
通期は、営業収益6600億円(16.6%増)、営業利益166億円(16.8%増)、経常利益183億円(13.7%増)、親会社に帰属する当期利益90億円(13.8%増)を見込んでいる。
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