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ジャパンミート/8~10月、スーパー事業堅調もイベント苦戦で増収減益

2019年12月13日 10:30 / 決算

ジャパンミートが12月11日に発表した2020年7月期第1四半期決算によると、売上高298億6100万円(前年同期比10.2%増)、営業利益8億5600万円(8.4%減)、経常利益8億9000万円(7.0%減)、親会社に帰属する当期利益6億4600万円(19.6%増)となった。

<ジャパンミートのホームページ>
ジャパンミートのホームページ

スーパーマーケット事業の売上高は287億5900万円(10.7%増)、営業利益8億4300万円(2.6%増)となった。

大型商業施設内店舗「ジャパンミート生鮮館」は商圏が広く、集客力のあるホームセンター「ジョイフル本田」、「ジョイフルエーケー」「マルイ」などの大型商業施設内において14店を展開する。

精肉売場を核とし、青果・鮮魚・惣菜の専門性を強調すること、顧客に幅広く支持されるような商品を売場に展開することで、ファミリー層を中心に楽しく買い物ができる売場の構築に努めた。

関東圏単独店舗「ジャパンミート卸売市場」、は関東圏近郊のロードサイドに9店を展開する「ジャパンミート生鮮館」を小型化した単独店舗。生鮮食品の専門性を強調した店舗の特徴を活かし、品ぞろえや商品力において差別化を図った。

パワーマートが運営する「パワーマート」は、茨城、栃木の北関東で5店を展開する。「ジャパンミート生鮮館」同様に売場毎の専門性を強調した体制で運営した。

花正が運営する業務用スーパー「肉のハナマサ」は、東京都内を中心に53店を展開する。飲食店事業者のプロが日々の仕入先として利用できるよう、商品を大容量で販売するとともに、一般家庭の顧客の買物需要にも対応する品ぞろえをすることで、スーパーマーケットとは差別化された「ホールセールストア」を運営する。

2019年5月には、埼玉県東部エリアを中心に「スーパーマーケットタジマ」を営むタジマを子会社化した。グループ入り後3店のリニューアルを行い、屋号を「食肉卸売センターMEAT Meet」に変更した。

「食肉卸売センターMEAT Meet」も「ジャパンミート生鮮館」「ジャパンミート卸売市場」同様に生鮮食品、特に精肉売場の専門性を特徴とした体制で運営した。

2019年10月に「スーパーマーケットタジマ」新栄店(埼玉県草加市)のリニューアルを行い、屋号を「食肉卸売センターMEAT Meet」に変更した。

一方で、2019年9月に「肉のハナマサ」日本橋宝町店(東京都中央区)、「スーパーマーケットタジマ」大里店(埼玉県越谷市)を閉店した。これにより、第1四半期連結累計期間末時点におけるスーパーマーケット事業の店舗数は87店になった。

その他の、外食事業、イベント関連事業、アウトソーシング事業は、売上高15億9600万円となったが、利益面におきましては、イベント関連事業で開催した「肉フェス」において、台風や悪天候に見舞われたことで開催日を短縮したこと、アウトソーシング事業において新規受託に伴い研修費や人件費が増加したことが影響して、営業利益は400万円(95.8%減)となった。

通期は、売上高1206億1100万円(6.5%増)、営業利益49億3700万円(7.3%増)、経常利益49億5200万円(4.2%増)、親会社に帰属する当期利益32億100万円(13.8%増)を見込んでいる。

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