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マックスバリュ東北/3~11月、広告宣伝費増などで営業利益38.9%減

2020年01月14日 12:00 / 決算

マックスバリュ東北が1月10日に発表した2020年2月期第3四半期決算によると、営業収益757億3600万円(前年同期比3.0%減)、営業利益4億3100万円(38.9%減)、経常利益4億5100万円(40.7%減)、四半期純利益1億4400万円(51.5%減)となった。

売上総利益率は対前年同期比0.3ポイント改善し23.4%となったが、売上高は対前年同期比3.1%減、営業総利益は1.5%減だった。販売費及び一般管理費は、継続したコスト構造改革に取り組んだが、広告宣伝費などの増加により対前年並みとなった。

店舗は、2019年4月の新規出店1店舗に加え、より一層地域の顧客ニーズに対応し、売場を刷新するための店舗活性化を3店舗で行った。10月以降は設備投資を伴わない売場変更を重点的に進め、魅力ある商品の導入や売場レイアウトの見直しを52店舗で実施している。

また、生鮮4部門の売上構成比向上、簡便調理品の需要増に対応するために、即食商品、レンジアップ商品の強化に継続的に取り組んだ。

さらに、デリカ部門の夕刻の品揃え強化を目的として、店舗内で横断的に製造業務を集中して行う制度を実験的に進めた。

収益力の改善については、スーパーマーケット事業におけるマックスバリュ業態とディスカウント業態の共同仕入れによる競争力のある商品提供、仕入価格の値上げの中で、価値ある価格で訴求できるトップバリュ商品を拡販。魅力ある売場作りのために、簡便調理品、イオングループ共同仕入れによる地場商品のお値打ち価格での提供、各県産商品を原材料に使用した「魅惑の生食パン」などの開発、販売に積極的に取り組んだ。

通期は、営業収益1033億円(前期比0.0%)、営業利益11億円(30.4%増)、経常利益10億5000万円(16.7%増)、四半期純利益3億5000万円(約2.1倍)を見込んでいる。

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