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ライフ/内食需要増・改装効果で3~8月増収増益

2020年10月09日 10:30 / 決算

ライフコーポレーションが10月9日に発表した2021年2月期第2四半期決算によると、営業収益3867億3800万円(前年同期比9.4%増)、営業利益169億1400万円(約3倍)、経常利益173億3500万円(約2.9倍)、親会社に帰属する当期利益117億500万円(約3倍)となった。

小売事業の部門別売上高は、生鮮食品部門が1590億6600万円(11.8%増)、一般食品部門1654億4200万円(9.7%増)、生活関連用品部門343億100万円(9.9%増)、衣料品部門115億3800万円(13.2%減)、テナント部門48億6400万円(4.0%減)。

売上面は、改装効果や新規店舗、巣ごもり・内食需要の強さのみならず、おいしさを追求した各種商品施策などの成果が寄与し、増収だった。

利益面では、販管費は、売上拡大に伴う人員増に加え、新型コロナウイルスの感染リスクと向き合いながら業務に取り組む従業員への緊急特別感謝金支給などにより人件費が増加、物件費も感染症対策費用や店内改修、配送運賃により増加した。しかし、売上総利益の増加がコスト全体の増加を大きく上回ったため、大きく伸びている。

の新規店舗としては、兵庫県西宮市に西宮北口店(5月)、夙川店(8月)を出店するとともに2店舗を閉鎖。既存店舗の高津新作店、武蔵小山店、宝ヶ池店、門真店、平和台店他、合計8店舗で顧客ニーズの変化に対応した改装を行った。

また、近畿圏における商品供給力を質・量ともに高めるため、精肉加工に特化した堺プロセスセンターを3月に開設した。

さらに、同社が昨年から出店を始めたアマゾンプライム会員向けサービス「Prime Now」の配送地域を、東京23区と都下4市に拡大、近畿圏も大阪市の16区において新たにサービスを開始する等、着実に成長を続けている。

通期は、営業収益7630億円(6.8%増)、営業利益240億円(72.9%増)、経常利益250億円(71.7%増)、親会社に帰属する当期利益160億円(104.2%増)を見込んでいる。

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