マツキヨココカラ/4~9月増収増益、通期の利益面を上方修正
2022年11月14日 10:55 / 決算
マツキヨココカラ&カンパニーが11月14日に発表した2023年3月期第2四半期決算によると、売上高4650億7500万円(前年同期比67.9%増)、営業利益283億2200万円(81.5%増)、経常利益306億3500万円(84.8%増)、親会社に帰属する当期利益185億400万円(81.7%増)となった。
「利便性の追求-顧客とのつながりの深化」「独自性の追求-体験やサービス提供の新化」「専門性の追求-トータルケアの進化」「アジア市場での更なるプレゼンス向上を戦略テーマにグローバル事業のさらなる拡大」を重点戦略として推進している。
第2四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の厳しい状況が緩和され、社会経済活動が正常化に向けて進む中、比較的恵まれた天候が続いたことでシーズン品が好調に推移した。また、経営統合によるシナジー獲得への取り組み、重要業績評価指標(KPI)管理による収益改善などが寄与し、増収増益を計上した。
グループの顧客接点数は、1億2357万となり、国内店舗数は3374店舗(うち調剤薬局数899店舗、健康サポート薬局数139店舗)。
マツモトキヨシグループ事業は、デジタル施策を進め、顧客接点数は、2022年9月末現在、9447万まで拡大している。
店舗は、「スタンダードタイプ」「郊外型デイリータイプ」「都市型フラッグシップタイプ」「matsukiyo LABタイプ」「グローバルタイプ」の五つの店舗フォーマットに再構築し、リニューアルを開始している。
専門性の追求とトータルケアでは、調剤薬局数は392店舗となり、厚生労働省の認可を受けた健康サポート薬局数は35店舗。薬局経営支援サービスである調剤サポートプログラムの加盟店舗数は174店舗まで拡大した。
海外事業は、アジアを中心とした新たな進出国の開拓や海外店舗展開を行っている。
2022年5月に香港において新規出店し、2022年9月末の海外店舗数は、タイ王国で24店舗、台湾で23店舗、ベトナム社会主義共和国で3店舗、香港で3店舗の合計53店舗となった。
ココカラファイングループは、マツモトキヨシと同じく「利便性の追求-顧客とのつながりの深化」「独自性の追求-体験やサービス提供の新化」「専門性の追求-トータルケアの進化」という三つの国内重点戦略に取り組んだ。2022年9月末現在、顧客接点数は2910万、調剤薬局数は507店舗となり、健康サポート薬局数は104店舗となっている。
さらに、4~9月の好調を受け、通期は利益面を上方修正した。
通期は、売上高9500億円(30.1%増)、営業利益は48億円増の578億円(40.7%増)、経常利益は51億円増の621億円(39.3%増)、親会社に帰属する当期利益31億円増の381億円(10.8%増)を見込んでいる。
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