ミスターマックスホールディングスが1月16日に発表した2023年2月期第3四半期決算によると、営業収益945億3800万円(前年同期比2.0%増)、営業利益34億5500万円(2.4%増)、経常利益33億6400万円(3.1%増)、親会社に帰属する当期利益25億9300万円(20.3%増)となった。

既存店売上高前年比は101.5%た。3月~8月にPB商品の価格凍結、9月からはNB商品2000品目の値下げ企画に取り組むなど、一貫してEDLPを強化した。物価高騰が続く中、低価格を打ち出した商品を中心に売り上げが伸びた。また、節電意識の高まりから、冷蔵庫や洗濯機、エアコンなどの家電が好調だったという。
改装は、2022年11月末までに9店舗で実施。品ぞろえの見直しやお買い得商品が一目でわかる陳列へ変更を行っている。
荒利益高は206億3700万円(2.8%増)となり前年を上回った。低価格の訴求や開発したPB商品が好調に推移し、PB商品の売上高構成比が上昇。加えて、売り込み商品の絞り込みによる利益率の改善を進めたことで、荒利益率は、前年同期の22.5%から0.2%改善し、22.7%となった。
コスト面においては、改装経費のほか、電力料の高騰やキャッシュレス決済手数料が増加するなどした結果、販売費および一般管理費は、208億3700万円(2.3%増)。
通期は、営業収益1278億円(2.4%増)、営業利益50億円(11.4%増)、経常利益48億円(10.4%増)、親会社に帰属する当期利益30億円(5.1%増)を見込んでいる。
■ミスターマックスHDの関連記事
ミスターマックス/ナショナル・ブランド2000品目を値下げ