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DCM/3~8月営業利益6.1%減、既存店の客数減が響く

2023年09月29日 16:46 / 決算

DCMホールディングスが9月29日に発表した2024年2月期第2四半期決算によると、営業収益2470億9600万円(前年同期比3.5%増)、営業利益178億1800万円(6.1%減)、経常利益174億900万円(9.2%減)、親会社に帰属する当期利益107億3200万円(11.5%減)となった。

DCM

天候不順に加えて、行動制限解除による外出の増加、節約志向の高まりによる買い控えなど厳しい状況だったが、ホームレジャー・ペット部門では前年を上回り、好調に推移した。

また、7月以降は記録的猛暑により、夏物用品が好調だったという。

DCMブランド商品は、原材料価格の上昇と円安による仕入価格の上昇、物流コスト上昇などの影響を受けているが、環境に配慮した商品開発、節電や節約商品の新規展開、販促強化などに取り組んだ効果もあり、売上高構成比率を引き上げている。

さらに、前第1四半期連結累計期間末日に完全子会社化したエクスプライスが、第2四半期連結累計期間においては全期間にわたり、営業収益の増加に寄与した。

しかし、販管費の増加、既存店客数減少によってホームセンター事業が低調で、利益面では苦戦した。

グループの新規出店6店舗、退店6店舗を実施。8月末日現在の店舗数は675店舗となっている。

通期は、営業収益4940億円(3.6%増)、営業利益310億円(3.1%増)、経常利益306億円(3.5%増)、親会社に帰属する当期利益187億円(3.1%増)を見込んでいる。

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