フジ/3~8月は行楽商材・手土産販売に注力し営業収益3.3%増
2023年10月11日 17:21 / 決算
フジが10月11日に発表した2024年2月期第2四半期決算によると、営業収益3988億4300万円(前年同期比3.3%増)、営業利益60億5300万円(18.5%増)、経常利益69億6300万円(15.3%増)、親会社に帰属する当期利益40億5300万円(31.8%減)となった。
既存店では、3月に「フジグラン緑井(みどりい)」(広島市安佐南区)、4月に「フジグラン重信」(愛媛県東温市)、「フジグランナタリー」(広島県廿日市市)、「フジ白島(はくしま)店」(広島市中区)で、改装による活性化を進めた。加えて、大型店を中心に集客イベント再開による客数・売上高の伸長にも取り組んでいる。
食料品は、競争力を維持・向上すべく、顧客の生活防衛意識の高まりに応えた価格訴求を行い、地元の素材、味付け、メニュー提案など、新たな価値を商品に付加して提供するなど、独自化・差別化を推進した。
9月からのイオングループプライベートブランド「トップバリュ」本格導入に先駆けて、6月に「バーリアルグラン」(発泡酒)を販売開始。さらに、回復が続く外出需要に対応すべく、行楽商材・手土産などの販売、おもてなしメニューの提案に注力した。
移動スーパーは、6月に「フジ南岩国(みなみいわくに)店」(山口県岩国市)、7月に「フジグラン野市(のいち)」(高知県香南市)、8月に「フジグラン石井」(徳島県名西郡)で新たにサービスを開始。6県46店舗を拠点に81台の専用車両で展開している。
衣料品・住居関連品は、ライフスタイルやニーズの変化へ迅速に対応すべく、商品構成の見直し・レイアウト変更などによる既存店の活性化に取り組んだ。脱コロナ社会へ向けて増加する旅行・外出需要への対応、水着や浴衣など季節品の販売に注力するとともに、「美と健康」をテーマとした商品の拡大も進め、婦人衣料品、履物、服飾雑貨を中心に回復基調が続いている。
また、テナント事業も飲食店・アパレル店を中心に、堅調に推移した。
通期は、営業収益7959億円(1.4%増)、営業利益115億円(1.6%増)、経常利益135億円(1.0%増)、親会社に帰属する当期利益51億円(43.5%減)を見込んでいる。
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