ウエルシアHD 決算/3~8月営業利益23.7%減、通期利益も下方修正
2024年10月07日 15:35 / 決算
ウエルシアホールディングスが10月7日に発表した2025年2月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高6305億8500万円(前年同期比3.2%増)、営業利益188億8200万円(23.7%減)、経常利益209億200万円(22.0%減)、親会社に帰属する当期利益117億1600万円(27.8%減)となった。
ドラッグストア業界では、異業種を含めた出店地をめぐる競争、同業大手のM&Aによる規模拡大、業種・業態を越えた顧客サービスの拡充等、競争が激化している。
このような状況下、顧客のニーズに対応する商品販売、サービスの提供に努めた。物販および調剤合計の既存店売上前年比は堅調に推移しているという。
物販部門では、たばこ取り扱い中止による売上減はあるものの、プライベートブランドの開発および拡販、ポイントサービスの対応に注力した。
調剤部門では、調剤併設店舗数の増加(当中間連結会計期間末現在2225店舗)により処方せん受付枚数が増加している。
出店と閉店については、グループ全体で41店舗の出店と20店舗の閉店を実施。店舗数は2867店舗となった。
前期から導入した「WAON POINT」サービスに伴い、ポイント会員であるウエルシアメンバーは1279万人まで増加。引き続きVポイントカードを含むポイントカード・アプリの利用率向上を通じた集客施策強化を図っていく。
プライベートブランドについては、機能、品質、エコ性能をみがき続けた商品開発に引き続き注力し、「からだWelcia」「くらしWelcia」の拡販に努めた。
6月には、長野県を地盤に21店舗を展開する、とをしや薬局を完全子会社化。9月には、ウェルパークがグループインした。
通期は、賃上げ実施に対して、店舗力強化、PB商品開発および販売拡大やカウンセリング営業強化などで、売上と粗利の向上に取組んでいたが利益計画に届かないことから、通期業績予想を修正する。
売上高は80億円増の1兆2950億円(6.4%増)、営業利益は130億円減の340億円(21.4%減)、経常利益は130億円減の380億円(20.4%減)、親会社に帰属する当期利益は80億円減の190億円(28.2%減)を見込んでいる。
■ウエルシアの関連記事
ウエルシア/仙台市に「仙台沖野店」来年5月13日新設
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。