サンマルクHD/ジーホールディングスを子会社化、インバウンド取り込み強化

2024年10月07日 10:52 / 経営

サンマルクホールディングスは10月4日、ジーホールディングス(以下、GHD)の株式8万9000株(議決権所有割合100%)を取得し、子会社化することを発表した。株式譲渡実行日は11月中旬の予定だ。

サンマルクグループは、2029年3月期までを対象とした中期経営計画期間内において、「サンマルクカフェ」「鎌倉パスタ」に続く成長の第3ブランドを確立するための投資を進めており、既存業態の強化に加え、M&Aによる事業拡大を図っている。特にM&Aの対象として、今後も継続的に高い水準が維持されると想定されるインバウンド観光客の取り込みや、海外進出の本格化を企図した和食業態の獲得を目指していた。

今回、子会社化するGHDは、飲食店の企画、経営を行うゴリップおよびOHANAを子会社としており、これら子会社を通じて、牛カツ定食業態「京都勝牛」、カフェ業態「NICK STOCK」等の飲食ブランドを擁し、各ブランド合わせて、直営店舗74店舗(すべて国内店舗)、FC店舗43店舗(国内22店舗、海外21店舗)のほか、他社FC店舗2店舗(7月末時点)を運営している。

インバウンド観光客の取り込みや、海外展開に強みを持つと考えられる牛カツ定食業態を中核とするGHDの子会社化により、インバウンド観光客の取り込みや海外進出の強化を見込めるほか、物流網の共有などのシナジー効果によって、さらにサンマルクグループおよびGHDの成長を加速させることができると判断し、株式取得を決定したという。

株式取得による今期の業績に与える影響については現在精査中。今後、開示すべき事項が生じた場合には、速やかに開示するとしている。

GHDの2024年7月期売上高は92億2300万円、営業利益12億2700万円、経常利益12億2200万円、親会社に帰属する当期純利益8億700万円だった。

■ジーホールディングス
所在地:東京都中央区新川1-1-7 GEMS茅場町8階
代表取締役社長:原信吾
事業内容:飲食店の経営、企画等
資本金:1億円
設立年月日:2017年9月29日
大株主および持株比率:杉本克成84.3%、勝山昭5.6%、原信吾5.6%、洪大記4.5%

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