ゼンショー 決算/4~9月増収増益、すき家・はま寿司が好調
2024年11月12日 15:54 / 決算
ゼンショーホールディングスが11月12日に発表した2025年3月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高5577億6500万円(前年同期比23.2%増)、営業利益411億2900万円(61.4%増)、経常利益391億300万円(59.6%増)、親会社に帰属する当期利益248億7100万円(57.4%増)となった。
各セグメントの既存店売上高前年比は、「グローバルすき家」で7.9%増、「グローバルはま寿司」で16.8%増、「グローバルファストフード」で8.2%増、「レストラン」で11.5%増、「小売り」で1.6%減だった。
店舗面は、543店舗出店、272店舗退店した結果、グループ計1万5380店舗(FC8287店舗含む)。
「グローバルすき家」の売上高は1459億4500万円(10.8%増)、営業利益は、134億2200万円(32.5%増)。
「すき家」は、日本国内と中国、東南アジア、中南米に展開。国内すき家では、「明太マヨチーズ牛丼」、「めかぶオクラ牛丼」、「月見すきやき牛丼」などを販売した。
店舗数は、34店舗出店、62店舗退店し、2604店舗(国内1954店舗、海外650店舗)。
「グローバルはま寿司」の売上高は1171億1900万円(24.8%増)、営業利益は、97億1900万円(97.9%増)。
日本と中国で店舗を運営。新鮮な海産物を使用したすしに加え、麺類やデザート、ドリンクなどのサイドメニューも充実している。
店舗数は、35店舗出店、702店舗(国内620店舗、海外82店舗)となった。
「グローバルファストフード」の売上高は1582億200万円(59.1%増)、営業利益は、145億4700万円(185.6%増)。
親子丼・京風うどんの「なか卯」、ハンバーガーチェーンの「ロッテリア」、とんかつ専門店の「かつ庵」、武蔵野うどんの「久兵衛屋」などを展開している。
467店舗出店、202店舗退店し、1万737店舗(国内974店舗、海外9763店舗、FC8210店舗含む)体制となっている。
「レストラン」の売上高は764億8700万円(11.0%増)、営業利益は、54億9400万円(68.2%増)。
ファミリーレストランの「ココス」は、季節感を重視したフェアメニューの積極的な導入による商品強化を進めている。そのほか、パスタ専門店の「ジョリーパスタ」、ハンバーグ&ステーキレストランの「ビッグボーイ」、厳選された牛肉を提供する焼き肉チェーン店の「熟成焼肉いちばん」、本格イタリアンレストランの「オリーブの丘」、和食レストランの「華屋与兵衛」などが同セグメントに含まれる。
店舗数は4店舗出店、5店舗退店し、1188店舗(国内1187店舗、海外1店舗、FC77店舗含む)。
小売りの売上高は384億9200万円(1.8%減)、営業損失は7億8700万円(前年同期は営業損失7億9800万円)。
北関東中心に展開しているスーパーマーケット「マルヤ」、「ジョイフーズ」などのほか、青果販売などを行っているユナイテッドベジーズを展開している。1店舗出店、3店舗退店した結果、130店舗となっている。
通期は、売上高1兆800億円(11.8%増)、営業利益625億円(16.4%増)、経常利益615億円(20.8%増)、親会社に帰属する当期利益370億円(20.5%増)を見込んでいる。
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