ZOZO 決算/4~6月増収増益、LYSTの完全子会社化で通期予想修正
2025年08月01日 13:18 / 決算
ZOZOが7月31日に発表した2026年3月期第1四半期決算によると、売上高540億2800万円(前年同期比7.2%増)、営業利益169億2000万円(6.4%増)、経常利益166億3800万円(4.7%増)、親会社に帰属する当期利益113億7600万円(2.4%増)となった。
商品取扱高は1592億6300万円(12.2%増)、その他商品取扱高を除いた商品取扱高は1491億円(12.4%増)。ファッション需要は堅調で、ZOZOTOWN事業は若干の計画未達も、LINEヤフーコマースが計画を上回る。
セールイベント「ZOZOWEEK」の実施に夏の本セール開始期間にTVCMの放送およびWEB広告の投下で集客を強化するなど、ZOZOTOWNにおける販売力の最大化に着手。引き続き多様化するユーザーニーズに対応できるよう幅広いジャンルの新規ブランドの出店も進めた。
カテゴリー強化の取り組みとしては、コスメカテゴリー強化を図る「ZOZOCOSME」に注力。購買の上流にアプローチする「似合う」を軸としたソリューションの提供を目指し、これまで培ってきた膨大なファッション関連のデータを用いた独自のAIエージェントの開発等も進めている。
また、海外展開として、2025年4月18日付でファッションショッピングプラットフォーム「Lyst」を運営するLYST LTD(以下、LYST)の全株式を取得し完全子会社化した。Lystに商品を掲載している提携パートナーから成果報酬型の手数料を得る事業形態となる。5月から連結対象とした。
LYSTの第1四半期連結累計期間の商品取扱高は75億6200万円で、商品取扱高に占める割合は4.7%。売上高は10億1700万円となった。
なお、LYSTの2026年3月期事業計画が確定し、取得原価の配分手続も進んだことを踏まえ、通期予想を2025年4月30日に公表した数値から修正した。
売上高は74億円増の2315億円(8.6%増)、営業利益は6億円減の692億円(6.9%増)、経常利益は7億円減の691億円(6.5%増)、親会社に帰属する当期利益は7億円減の478億円(5.4%増)を見込んでいる。
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