H2O 決算/4~6月営業利益40.6%減、インバウンド苦戦・改装による売場閉鎖響く
2025年08月01日 15:58 / 決算
エイチ・ツー・オー リテイリングが8月1日に発表した2026年3月期第1四半期決算によると、売上高1636億4400万円(前年同期比1.1%増)、営業利益55億400万円(40.6%減)、経常利益61億4100万円(39.8%減)、親会社に帰属する当期利益39億8000万円(85.0%減)となった。
百貨店事業は、前年インバウンド売り上げ急伸の反動・店舗改装に伴う売り場閉鎖(阪神梅田本店・川西阪急スクエア・阪急本店)の影響により粗利が減少した。前年同期のラグジュアリーブランド値上げ前駆け込み需要の反動もあった。また、システム費などの販管費増もあり、減収減益を計上している。
食品事業は、食品スーパーの売り上げ好調が継続し、増収増益だった。
既存店売上高は3.4%増と好調を継続している。
2025年4月にスタートした、価値訴求型の新フォーマット「阪急オアシス宝塚南口店」「関西スーパーデイリーマート市岡店」の業績は、それぞれ予算比10%増を超えているという。
通期は、売上高6900億円(1.2%増)、営業利益300億円(13.9%減)、経常利益310億円(13.7%減)、親会社に帰属する当期利益180億円(48.3%減)を見込んでいる。
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