ミニストップ 決算/3~8月増収増益、店内加工ファストフードが売上けん引
2025年10月08日 17:01 / 決算
ミニストップが10月8日に発表した2026年2月期第2四半期(中間期)決算によると、営業総収入487億2700万円(前年同期比9.5%増)、営業利益11億1600万円(前期は7億9900万円の損失)、経常利益13億4800万円(前期は5億9100万円の損失)、親会社に帰属する当期利益5億200万円(前期は6億8400万円の損失)となった。
国内事業の営業総収入は440億7600万円(11.0%増)、営業利益は13億7500万円(前年は営業損失1億6600万円)。
ミニストップ単体のチェーン全店売上高は横ばいとなった。
ミニストップ店舗の既存店1店1日当たりの売上高0.6%増、既存店平均客数は1.2%減、既存店平均客単価は1.8%増となった。
コンビニエンスストア部門の既存店日販は0.5%減、店内加工ファストフード部門の既存店日販は5.8%増だった。
売上総利益率は、高付加価値のコールドスイーツやホットスナックを中心に店内加工ファストフード商品が売上をけん引したほか、コンビニエンスストア商品の調理パンや菓子パン、麺類が好調で利益改善に寄与し、0.7%増の31.4%となった。
店舗は、7店舗を出店、38店舗を閉店。2025年8月末の店舗数は1817店舗となった。次世代モデルとなる「Newコンボストアモデル」の確立に向け、24年5月に改装開店したフラッグシップ店舗に続き、Newコンボストアモデルの新店を3店舗出店、既存店改装を1店舗で実施した。
一方、ベトナムで展開している「海外事業」の営業総収入は46億5000万円(3.2%減)、営業損失は2億5900万円(前年は営業損失6億3200万円)。
事業の根幹となるMD政策の確立および個店収益モデルの再設計に取り組んだ。不採算店舗の閉店を計画通りに行い、2025年6月末時点の店舗数は前年比5店舗減の178店舗となった。個店の成功モデルを確立し、期首計画に沿って下期より出店拡大に取り組んでいく。
通期は、営業総収入970億円(10.9%増)、営業利益12億円、経常利益16億円、親会社に帰属する当期利益7000万円を見込んでいる。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。