サイゼリヤ 決算/9~5月増収増益、国内既存店の客数・客単価が引き続き増加
2025年07月09日 16:34 / 決算
サイゼリヤが7月9日に発表した2025年8月期第3四半期決算によると、売上高1883億3900万円(前年同期比15.4%増)、営業利益106億800万円(5.4%増)、経常利益108億9400万円(3.1%増)、親会社に帰属する当期利益77億8400万円(50.4%増)となった。
国内で、ゾーンマネジャーの増員による店舗組織の改善のほか、メニュー施策やDX活用の効果などにより、既存店の客数・客単価が引き続き増加。
米価格の高騰に加え、円安による食材価格やエネルギー価格の上昇の影響はありながらも、「日本」事業の売上高は1252億7800万円(18.0%増)、営業利益は25億3400万円(88.5%増)と、2桁の増収増益となっている。
QRコードと顧客の携帯端末を使った注文方式の導入については、2025年5月末現在で約700店舗に導入。
新顧客獲得のために、国内未出店県だった徳島県に2024年10月、愛媛県に11月、大分県に12月に出店した。国内の店舗数は1051店舗。
「アジア」事業は、新規出店を継続的に進め、店舗数が増加したことなどにより売上高は630億5800万円(10.5%増)と2桁増収も、営業利益は77億9900万円(5.4%減)と減益に。
「豪州」事業は売上高81億9200万円(7.5%増)、営業利益は2億6800万円(35.6%減)と増収減益だった。
海外の店舗数は615店舗で、今期末(2025年8月末)には635店舗を予定している。
通期は、売上高2587億円(15.2%増)、営業利益155億円(4.3%増)、経常利益157億円(0.7%増)、親会社に帰属する当期利益103億円(26.4%増)を見込んでいる。
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