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クリエイト・レストランツ/増収増益、営業利益65.8%増

2009年04月14日 / 決算

クリエイト・レストランツが4月14日発表した2009年2月期連結業績によると、売上高400億5100万円(前年同期比3.0%増)、営業利益21億8300万円(65.8%増)、経常利益22億7700万円(58.7%増)、当期利益7億6300万円(101.4%増)だった。

同社グループは既存店舗のオペレーションの効率化に注力するとともに、好立地への出店機会を積極的に獲得し、レストラン部門36店舗、フードコート部門45店舗、合計81店舗の新規出店を行った。特に既存店舗のオペレーション効率の向上を図るため、新たに商品本部と計数管理部を新設し、原価・人件費のコントロール強化に取り組んだ。

商品本部では、食材価格の高騰に対し、メニューレシピの見直しや廃棄ロスの低減などの原価抑制施策による原価コントロールを徹底する一方、計数管理部では労務シフトの最適化に向けた仕組みの構築による人件費コントロールを徹底した。

積極的な店舗のスクラップ&ビルドを実施することで、事業効率の改善を図るとともに、時代の流れやニーズの変化を的確にとらえ、もつ鍋業態「もつ鍋 もつ五郎」、鉄板ステーキチャーハン業態「ステーキマウンテン」、かつ丼業態「とん楽」などの、新業態へのチャレンジを行い、業態開発やオペレーションのノウハウ蓄積に努めた。

一括オペレーションフードコートとして、パサール幕張内に6店舗、阪急西宮ガーデンズには過去最高の11店舗の一括運営の出店を行った。

事業部門別の売上高は、レストランが325億2400万円、フードコート75億2700万円だった。

次期の見通しとしては、引き続きマルチブランド・マルチロケーション戦略で培ってきた経験・ノウハウを活かしていく。新設の商業施設開発件数が減少していくなか、出店立地を厳選して絞り込んだ出店をしつつ、既存店のオペレーション強化に注力する。投資効率を意識した出店・業態変更・退店の迅速な対応などを実施する考えだ。

2010年2月期の通期連結業績予想は、売上高403億円、営業利益23億円、経常利益24億円、当期利益10億5000万円を見込んでいる。

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