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井筒屋/連結子会社化などで経費増大、当期損失16億8800万円

2009年01月20日 / 決算

井筒屋が1月16日に発表した2009年2月期第3四半期決算によると、売上高は781億8200万円(前年同期比6.7%増)、営業損失8億6300万円(前期は6億2100万円の営業利益)、経常損失8億900万円(1億4800万円の経常利益)、当期損失16億8800万円(22億4900万円の当期利益)の増収減益となった。

同期は、昨年4月にオープンしたコレット井筒屋の食品フロアの改装を継続し、今春にはロフトや無印良品の導入を予定するなど集客力の強化に努めた。連結子会社の山口井筒屋は、昨年8月に営業を終了した「ちまきや」店舗跡に10月3日、山口井筒屋として営業を開始した。

本店では、井筒屋ウィズカードのキャンペーンを強化し、固定客の獲得強化に努めた。並行して本館屋上広場の緑化事業をスタートし、11月には、子どもの遊び場グラーダバーンをオープンさせている。

しかし、10月から開催している久留米井筒屋の閉店セールは好調だったものの、販売費・一般管理費はコレット井筒屋、山口井筒屋の開業経費の発生などで215億6600万円(16.5%増)と増大。結果として8億6300万円の営業損失を計上した。また、コレット井筒屋を連結子会社化したことで、経常損失となった。

通期の業績予測は売上高1092億円(9.1%増)、営業利益3億5000万円、経常損失3億5000万円、当期損失15億円と赤字が続く見通し。

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