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キリン堂/2月期は構造改革半ばで減収減益

2011年04月01日 / 決算

キリン堂が4月1日に発表した2011年2月期決算によると、売上高は1004億6500万円(前年同期比4.3%減)、営業利益11億1800万円(9.2%減)、経常利益15億3700万円(0.7%増)、当期利益1億8800万円(前期は4億4300万円の当期損失)となった。
小売事業の売上高は1002億5300万円(4.3%減)。部門別商品売上高は、医薬品198億7100万円、健康食品44億8100万円、化粧品261億100万円、育児用品35億400万円、雑貨など399億円。調剤売上高は60億3800万円だった。
下半期から、中長期的な成長基盤の確立と企業価値向上に向け、従業員の意識改革を図るための教育、組織・店舗・システムの構造改革をスタートさせた。
現場中心のマネジメント体制の確立による営業組織の活性化による店舗力の強化、徹底したセルフ売場づくりやレイアウト・売場変更など買いやすい売場の実現による店舗オペレーションの効率化、EDLP施策へのシフトなど販売手法の変更を行い、既存店活性化対策に取り組んだ。
利益面は、構造改革の途中ということもあり、経常減益・四半期純損失という非常に厳しい状況で推移した。
スーパードラッグストアとして、3月の揖保川店(兵庫県たつの市)を含め大阪4店、兵庫2店、滋賀1店、三重1店の計8店舗出店する一方、スーパードラッグストア3店、小型店4店、合計7店舗を閉店した。連結子会社では、スーパードラッグストア1店舗を閉店した。
既存店の活性化対策として、キリン堂が5店、連結子会社が4店、合計9店舗を改装した。期末のグループ店舗数は、合計311店舗だった。
来期の業績は売上高1041億円(3.6%増)、営業利益16億4000万円(46.6%増)、経常利益18億5000万円(20.3%増)、当期利益1億2000万円(36.3%減)の見通し。

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