流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





The Coffee Bean&Tea Leaf/米国の老舗カフェ、日本橋に日本1号店

2015年05月22日 / トピックス商品店舗店舗リポート

L.A.Styleは5月26日、東京・日本橋に米国・ロサンゼルスのスペシャルティコーヒーチェーンの日本1号店として「The Coffee Bean&Tea Leaf(コーヒービーン&ティーリーフ)日本橋一丁目店」をオープンする。

22日に報道関係者向けの内覧会を開催した。

<The Coffee Bean&Tea Leaf日本橋一丁目店>
The Coffee Bean&Tea Leaf日本橋一丁目店

コーヒービーン&ティーリーフは、1963年に米国カリフォルニア州ロサンゼルスで創業した。コーヒー豆と紅茶の茶葉の販売からスタートした企業で、コーヒー豆の産地とその特徴を活かす焙煎にこだわり、紅茶も同様に、産地からこだわった豊富なメニューを取りそろえるのが特徴。

<店内の全景>
店内の全景

<茶葉から紅茶までを一貫して管理>
茶葉から紅茶までを一貫して管理

現在、世界25か国に約1000店を展開し、日本は26か国目となる。日本では、「築地銀だこ」などを運営するホットランドとイオンモールで設立した合弁会社L.A.StyleがInternational Coffee&Tea,LLC,と日本におけるフランチャイズ契約を締結して運営する。

<注文カウンター>
注文カウンター

「お客様が探し求めていた味を提供すること。」を理念に、コーヒー豆や紅茶の産地の開拓から焙煎、茶葉の製造、店舗の販売までを1社で手掛けることで、品質にこだわった商品を提供する。

<本日のコーヒー>
本日のコーヒー

<本日のアイスティー>
本日のアイスティー

<カプチーノ>
カプチーノ

ドリンクでは、本日のコーヒー(シングルオリジン)税別350円~、本日のアイスティー380円~、カプチーノ430円~、ティーラテ470円~、モカアイスブレンディッド460円~、カリフォルニアサンライズアイスブレンディッド550円~などを販売。コーヒー豆、紅茶は米国本社から輸入して対応する。

<フードメニュー>
フードメニュー

フードでは、マフィン(ダブルベリー、ダブルチョコレート、サンシャインオレンジクランベリー)各290円のほか、日本オリジナルメニューのキッシュ(野菜、チキンときのこ、かに)各430円などを販売する。

<キッシュ>
キッシュ

シングルオリジンコーヒーと紅茶などのドリンク類は米国本国の味わいを忠実に再現したが、スコーン、ドーナツなどのスイーツは日本人むけに甘さを控えた商品を投入した。日本以外の進出国でも、その地域にあったフードメニューを展開しており、ローカリゼーションも進めているという。

<焼き菓子>
焼き菓子

コーヒーチェーン店は競争が激しい業態であり、差別化策の一環として、フードメニューを強化。店内にオーブンを設置することで、できるだけ暖かい焼き立てを再現したメニューを提供する。

<客席はカウンター、ソファも配置>
客席はカウンター、ソファも配置

部門別売上構成比は、ドリンク80%、フード20%。ドリンクの内訳はコーヒー70%、紅茶30%とした。紅茶を前面に打ち出すチェーン店は、世界でもあまりないため、コーヒーとならぶ看板メニューと位置付け、紅茶の売上構成比で40%程度を目標としたいという。

<窓側の座席>
窓側の座席

1号店の店舗面積は168.3㎡で、席数は約50席。平均客単価は500円台後半で、来店客数は1日あたり900~1000人を想定している。路面店のほか、モールなどの商業施設へ出店する予定で、5月30日に埼玉県越谷市の「イオンレイクタウンkaze」に2号店で商業施設への1号店(店舗面積171.51㎡、席数約55席)をオープンする。

<入口から見た店内全景>
入口から見た店内全景

1、2号店とも標準店の位置づけで、路面店、商業施設ともほぼ同規模での多店舗展開し、年内に路面店4店、商業施設4店、合計8店体制を構築する計画だ。まず、都内のほか、東海地区、関西地区で出店する予定だ。ブランドイメージを重視したローケーションでの展開を想定しており、大規模チェーン店のような出店はしない。

<カリフォルニアをイメージした店舗デザイン>
カリフォルニアをイメージした店舗デザイン

店舗デザインは、米国本国の最新コンセプトの「カリブ」のデザインを採用。今後も米国のデザインをベースとしながら、日本で若干のアレンジを加えた店舗デザインで出店するという。

<コーヒー豆、茶葉、グッズも販売>
コーヒー豆、茶葉、グッズも販売

バリスタを5人配置、L.A.Style全体では30人を確保した。オープンにあたり、バリスタ候補者は4か月の研修を実施。オープン1か月間は、米国本国のスタッフが店舗運営をサポートする。

<オープン記念タンブラー>
オープン記念タンブラー

現在、L.A.Styleでトレーニングセンターを設置し、日本国内での研修体制も整えた。社内のバリスタ資格の認定を受けるには、米国本国か本国が他国で運営する直営店での研修が必要で、しっかりとした人材育成をしていきたいという。

<佐瀬社長>
佐瀬社長

ホットランド社長であり、L.A.Styleの社長を兼務する佐瀬守男氏は「約10年前に、コーヒービーン&ティーリーフに出会い日本で展開したいと考えていた。同じようにイオンモールも同社に興味をもっており、合弁会社を設立した。4年前から準備を進め、東日本大震災による中断があったものの、やっと開店にこぎつけた。米国の西海岸を感じさせる店内で、品質にこだわったコーヒーと紅茶を楽しんでもらい、まずは1号店を成功させたい」と語った。

店舗概要
日本橋一丁目店
所在地:東京都中央区日本橋1-3-13
東京建物日本橋ビル1階
営業時間:月~土7時~22時、日・祝8時~21時
店休日:年中無休
店舗面積:168.3㎡
席数:約50席(全面禁煙)

イオンレイクタウンkaze店
所在地:埼玉県越谷市レイクタウン4-2-2
イオンレイクタウンkaze2階
営業時間:9時~22時
店休日:年中無休
店舗面積:171.51㎡
席数:約55席

■コーヒービーン&ティーリーフ
http://www.coffeebean.co.jp/

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧