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ワタミ/当期損失30億円、役員報酬を半年10%~31%減額

2014年11月07日 / 経営

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ワタミは11月7日、2015年3月期連結業績予想の修正を発表した。売上高1540億円(前回予想比9.4%減)、営業利益13億円(74.0%減)、経常利益2億円(95.0%減)、当期損失30億円(20億円の当期利益)とした。

第2四半期において、国内外食事業の既存店売上高が7.3%減と計画を大きく下回り、宅食事業の9月最終週における調理済み商品の配送数が26万4000食に留まり、介護施設の既存棟入居率が82.7%に留まったこと等により、売上高が大きく計画を下回った。

利益計画も大きく下回り、営業損失、経常損失となる見込み。経常損失になったことに加え、国内外食事業の減損損失など特別損失を計上したことなどにより当期損失額が拡大する見込みとなった。

現在、事業子会社の代表取締役の変更など、業績回復のため、さまざまな取り組みに着手しているが、第3四半期以降についても国内外食事業の客数、宅食事業の調理済み商品食数、介護施設の新規入居者数の急激な回復は望めないと判断し、通期予想でも売上高、営業利益、経常利益をそれぞれ下方修正し、当期損失と見込んだ。

固定資産の減損に係る会計基準に基づき、閉店の意思決定を行った店舗と収益性の低下により固定資産の減損対象となった店舗の固定資産について、減損処理を実施し9億円の減損損失を計上し、その他撤退関連費用等を含め合計12億1000万円の特別損失の計上を行った。

経営責任を明確にするため、10月から2015年3月まで、取締役と執行役員報酬の月額10%~31%を減額する。

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