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キリンHD／F&Nの飲料・食品部門買収目指す、東南アジアで攻勢

2012年11月16日 ／ 経営

キリンホールディングスは11月16日、東南アジアの企業間における買収の動きに絡み、関連する企業の食品・飲料事業の買収に約27億シンガポールドル（約1755億円）を投じる可能性があることを示した。

15日、シンガポールの不動産会社、オーバーシーズ・ユニオン・エンタープライズ（OUE）を中心とした企業連合が、シンガポールの飲料・不動産大手フレイザー・アンド・ニーヴ（F&N）に131億シンガポ ールドルの買収提案を仕掛けた。F&Nについては、キリンが株式の14.77％を保有しており、同社は条件付きで、企業連合がF&Nに対して実施するTOB（株式公開買い付け）に応じる。TOBが成立した際には、キリンはF&Nの食品・飲料を約27億シンガポールドルで買収する。

F&Nをめぐっては、同社の筆頭株主であるタイの飲料大手、タイ・ビバレッジも9月からTOBを実施している。

 

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