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サントリー/東証への上場方針を表明、新興国でM&A加速へ

2012年12月18日 / 経営

サントリー食品インターナショナルは12月18日、東京証券取引所への株式上場を目指す方針を明らかにした。あわせて、2013~2015年中期計画を発表。M&A(合併・買収)を積極的に推進し、新興国での事業展開を加速させる方針を示した。

2013~2015年の既存事業における売上高は、2012年の売上高見込みである1兆円弱から5%以上の平均成長率を目指す。中期計画で示された事業方針において一際目を引くのが、M&Aの積極展開を掲げた点だ。東証への上場によって得た資金をM&Aで活用する計画とみられる。

同社はM&Aを推し進め、既存事業における事業基盤の強化に加え、東南アジアや中東、アフリカ、ラテンアメリカなどの新興市場での事業展開を加速させる。これにより、中期計画で掲げた数値目標を上回る成長を目指すとしている。

サントリー食品インターナショナルは同日、組織変更を発表。M&A戦略を強力に推進するため、2013年1月1日付で「戦略開発部」を新設する。

また、同日付で「経営企画本部」「財経本部」を新設。既存の「管理本部」とともに3本部制で経営管理体制の強化を図る。

さらに、中東、アフリカ、ラテンアメリカでの事業開発を加速させるため、「SUNTORY BEVERAGE & FOOD Middle East, Africa and LatAm S.L.」を国際事業部の直下に置く。

 

 

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