ユニクロ/お客が求める商品を作る、情報製造小売業へ
2017年03月16日 23:35 / 流通最前線トレンド&マーケティング
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アンバサダーのブースでは、ユニクロのブランドアンバサダーを紹介する。
働く従業員の満足を高めるため、レインボーブリッジなど有明周辺の風景が見える休憩室を設けた。
有明プロジェクトの発表に合わせて、オンラインストアのリニューアルも発表され、当日は、タレントでユニクロのワイヤレスブラのCMに出演する佐々木希さんがオンラインストアを体験した。
情報製造小売業では、お客さまが欲しいと思って商品を、欲しいと思ったタイミングで、提供できるビジネスモデルを目指す。
現在、週2回、新商品を投入するZARAでは、販促プロモーションの準備サイクルよりも商品投入サイクルが早いため、大規模な単品訴求の販促プロモーションを行っていない。
ユニクロの今後の商品プロモーションについて、田中執行役員は「ユニクロも今後、セールスプロモーションに頼らない商売を目指すが、ZARAと同じような方向性を目指さず、ユニクロの方法で商品を提供する。同じ商品であっても、一つ一つの単品をお客様にあった完成品として届けていく」と語る。
柳井会長兼社長は「商品投入サイクルがこれまでと大きく変わるわけではない。ユニクロはベーシックでトラディショナルな洋服に流行を加えた洋服を提供しており、その範疇は変わらない」と語っている。
ユニクロでは現在、LifeWearのコンセプトに基づき、「身体サイズにフィットした服」として、メンズ、ウィメンズのジャケットと一部のシャツを対象にセミオーダーを実施している。
今後は、素材や色、形、デザインを選べるセーター、襟の形のシルエットを選べるシャツ、丈の長さが選べるワンピースなど、セミオーダー商品を増やしていきたいという。
■Life Wear
https://www.fastretailing.com/jp/ir/library/pdf/ar2014_04.pdf
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