流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





デサント/中国に合弁会社設立、競泳スイムウエア強化

2016年12月15日 15:20 / 商品海外

デサントは12月15日、子会社である上海迪桑特商業(SDC)を通じ、合弁会社を設立すると発表した。

中国におけるスイム用品の販売に強みを持つSymphony Holdings Limited(SHL)の子会社とSDCで、中国で「アリーナ」ブランドを販売や現地での販促活動を含むマーケティング活動を実施する合弁会社「Arena(Shanghai)Industrial」(仮名称)を設立する。

12月末に合弁会社を設立し、2017年2月から活動を開始する。資本金は約4億9800万円で、出資比率はSHL70%、SDC30%。

デサントは、競泳トップ選手が着用する高機能を持ち、ウォータースポーツ愛好者に広く利用されるスイムブランドである「アリーナ」の日本、韓国、中国、香港、その他東南アジア各国における商標権を保有し、商品を展開している。

5月に発表した「VISION2020」において、同ブランドは、2020年に、アジア10か国以上でスイムウエア売上高No.1となること、オリンピックでの競泳水着着用率&メダル獲得数No.1となることを目標に掲げている。

中国においては、1999年から「アリーナ」ブランドの展開を開始し、2006年からは、100%子会社であるSDCを通じて同ブランドの企画・生産・販売を行ってきた。

これまで、競泳中国代表へのサプライなどのマーケティング活動を通じてブランド認知を高めるとともに、実店舗を中心とした拡販を進めてきており、近年では、急拡大しているオンラインショップ市場への対応、デジタルマーケティングなど販促手法の刷新といった新たな施策も実施している。

一方、SHLグループは、2007年から「スピード」ブランドの中国市場における独占販売代理店として業績を拡大し、同ブランドを競泳スイムウエア市場において売上高No.1に押し上げてきた。

今回、SHLグループが「スピード」ブランドの販売を中止するにあたり、グループの強みである商品の開発・企画・生産力とSHLグループの強みであるマーケティング・オンライン販売・直営店運営・代理商開拓等のノウハウを活かし、「アリーナ」ブランドの更なる拡販を図るために合弁会社を設立するに至った。

関連記事

商品 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧