ファミリーマート／「アイスモカブレンド」発売「新クーポン」でリピーター獲得

2023年06月26日 16:30 ／商品

ファミリーマートは6月27日、スペシャルティコーヒー「アイスモカブレンド」税込160円を、沖縄県を除く全国のファミリーマート約1万6200店で発売する。26日、都内の本社にて、アイスコーヒー新商品発表会を開催した。

＜発表会＞

世界No.1バリスタの粕谷哲氏との共同開発のもと、「FAMIMA CAFE」から新たにスペシャルティコーヒーの新商品を発売するもの。また、ニュースアプリ「スマートニュース」との共同企画として、「スマートニュース」の新規ダウンロードとクーポン新機能「ディスカバリークーポン」の利用で、「アイスモカブレンド」が最大5杯無料となるキャンペーンも開催する。6月27日からは、ホットの「モカブレンド」にMサイズ税込210円を追加発売する（Sサイズは140円で販売中）。

＜アイスモカブレンド＞

ファミリーマートエグゼクティブ・ディレクターの足立光CMO兼マーケティング本部長は、「ファミマカフェは2013年11月に誕生した。2019年10月には、高級ラインとして『モカブレンド』を発売した。2020年2月から、世界一おいしいコンビニコーヒーを作る目標を掲げて、世界一のバリスタである粕谷哲氏との共同開発を開始し、2022年11月には『モカブレンド』を刷新した。今年、ファミマカフェは10周年を迎え、販売数は累計34億杯を突破した。今回、志を新たに、本格的なカフェクオリティを届ける一番、身近なブランドとして、『これまでも、そしてこれからも、ファミマカフェは進化を続けます』という宣言を掲げた。今後も、多くのお客様がお喜びいただけるような、新商品開発やキャンペーンを随時、行っていく」とアイスモカブレンド発売の趣旨を解説した。

＜足立CMO兼マーケティング本部長＞

スマートニュース執行役員の野辺一也日本コンシューマー事業責任者は、「ニュースサイトには、情報のポータルサイトとしてユーザーが求める情報を届ける機能がある。女性を中心に買い物に対する情報ニーズが高いため、クーポンチャネルが生まれた。新機能『ディスカバリークーポン』は、これまでニュース配信において活用してきたマシンラーニング技術をクーポンに適用し、ユーザーやクーポンを提供するパートナーニーズにあったクーポン配信を可能にする。現在、クーポンの種類が多く、欲しいクーポンが見つからないといった課題があるが、そういった課題に対応する。これまでは、全国に店舗を持つ企業がクーポンを活用しているが、今後は、エリアに応じた配信も可能になるので、各地域で素晴らしい商品やサービスを持つパートナーもクーポン配信を利用できるようになる」とスマートニュースの新機能「ディスカバリークーポン」を解説した。

＜スマートニュースの野辺執行役員＞

ディスカバリークーポンを採用した理由について、足立CMO兼マーケティング本部長は、「今回のアイスモカブレンドは、すばらしい『うまい』と感じられる新商品です。コーヒーというのは、比較的嗜好品なので、生活習慣の中で、出勤前に購入されるなど習慣性がとても強いものです。普段、ファミリーマートに来られる方、そうじゃない方にも、アイスモカブレンドをお楽しみいただくために、日本最大のニュースサイトであるスマートニュースの力をお借りしている。お飲みいただければ分かる商品なので、1杯、2杯、3杯と飲んでいただくと、それがいづれ習慣化してくることを狙っている」と説明した。

また、野辺氏は、「コンビニのオウンドメディアやアプリの利用者は、すでにハードユーザーであることが多い。クーポンは、新商品を新しいお客様に知ってもらうことが目的だが、既存のクーポン販促では、狙ったお客様にクーポンを届けることが難しい側面がある。ディスカバリークーポンは、ユーザーアクションやエリア、時間、天候などのシグナルに基づき、個々に最適なクーポン配信を行うことでユーザーとクーポン提供事業者との間に新たな発見（ディスカバリー）を生み出すことを目指している。また、人口が減少する中で、新規顧客の獲得は難しくなっている。そうすると、ユーザーとのエンゲージメントの強さが重要になる。ユーザーが何らかのアクションを取ったり、何かのサービスを体験することで、ロイヤリティが上がるようなエンゲージメントを高めることができる」と新規クーポンの機能を紹介した。

＜ディスカバリークーポンの利用方法＞

6月27日～7月10日、スマートニュース新機能「ディスカバリークーポン」で無料クーポン進呈するキャンペーンを実施。期間中に「スマートニュース」のアプリを新規ダウンロードし、新機能「ディスカバリークーポン」で指定されたミッションをクリアすると、アイスモカブレンドが最大5杯無料で楽しめるクーポンを提供する。

記事閲覧や天気予報の地域設定など、実施期間内に指定された「ミッション」をクリアするごとに、特典としてアイスモカブレンド1杯無料クーポンを進呈する。さらに、スマートニュースのアプリをすでに利用している人にも抽選で20万名にアイスモカブレンド1杯無料のクーポンを配布する。

＜キャンペーンの告知＞

また6月27日～7月10日、対象のパン・焼き菓子・和菓子を購入すると、アイスモカブレンド・モカブレンドS・モカブレンドMが次回30円引きで購入できるレシートクーポンを進呈する。今回、単純な値引きセールや試飲ではなく、クーポン販促を採用した理由について、足立CMO兼マーケティング本部長は、「今回は、高付加価値の160円というコーヒーなので、価格を下げる取り組みはしません。他のものを購入されている場合に、クーポンを出していますが、商品価格を下げるだけでは、価値が伝わらないと思っている。高付加価値商品は、最初から（価格を）下げてはいけない」と語っている。

＜鍵浦マネジャー＞

アイスモカブレンドの開発を担当した商品本部 FF・スイーツ部の鍵浦信カフェ・スチーマーグループマネジャーは、「ファミマカフェは、世界一のバリスタの粕谷哲氏との共同開発開始から、累計で11億杯を販売した。2022年10月には、アジア最大のスペシャルティーコーヒーの祭典にも、大手コンビニとして初出店し、試飲を実施し、高評価を得た。今回、ファミリーマートのコーヒーといえば、モカブレンドと言われるような商品に仕上がったこともあり、モカブレンド専用のカップも作った。ファミリーマート全体のコーヒー販売の構成比で20％以上のシェアを、モカブレンドで取りたい。コーヒー専門店のモカブレンドをベンチマークした上で、マシンによるコーヒー抽出とコンビニコーヒーの価格帯を考慮してできあがった商品が、新しいアイスモカブレンドだ。販売価格は、コンビニコーヒーの価格帯となっているが、専門店に負けない味わいなので、是非一度、ファミリーマートのアイスモカブレンドを試して欲しい」と抱負を述べている。

＜コーヒー抽出マシーン＞