イオンリテール/恵方巻の予約受付開始、シェア消費取り込み前年比10%増目指す

2024年12月18日 15:19 / 商品

イオンリテールは12月18日、「2025 イオンの恵方巻」の予約受付を始めた。家族や友人でシェアすることを想定した商品をラインアップ。2025年の恵方巻全体の売り上げは前年比10%増を見込む。

<2025 イオンの恵方巻>
2025年のイオンの恵方巻

今回のキーワードは「シェアしてお得」。2025年の節分は2月2日の日曜日のため、休日に家族や友人で複数の種類を分け合って食べることを想定し、セット商品の需要が高まると予想する。

<食品本部デリカ商品部長の金子聡氏>
食品本部デリカ商品部長の金子聡氏

イオンリテール食品本部デリカ商品部長の金子聡氏によると、消費意欲が低下して節約志向が続く中で恵方巻の需要は高まっており、売り上げは5年前と比較して1.5倍に伸長。「この数年でお客様の幅が広がり、チャンスだと思っている」(金子氏)という。

2025年の恵方巻の特徴として「シェアして楽しむ」「北陸応援」「食べきりサイズ」の3点を挙げた。

<みんなで楽しむ巻き寿司三段重(宴)>
みんなで楽しむ巻き寿司三段重(宴)

「シェアして楽しむ」では、イオンの恵方巻では最大となる中巻き88巻を詰め合わせた「みんなで楽しむ巻き寿司三段重(宴)」(税込7560円) を販売。サーモンロール寿司・海老ロール寿司・まぐろたたき中巻き・サーモン中巻き・ヒレカツ中巻き・サラダ中巻き・鉄火中巻きの和洋7種類が入ったパーティーに適した三段重。

このほかに、まぐろたたき沢庵とサーモンの2種類の太巻きで具材比率が50%以上と具材がたっぷり入った「具材を食べる太巻」(1598円)や、「ばちまぐろ」を大胆に使って具材の半分が豪快にはみ出した「溢れすぎた鉄火の太巻」(1944円)をラインアップ。

<北陸応援太巻3種セット>
北陸応援太巻3種セット

「北陸応援」では、北陸の食材を使用した太巻き「北陸応援太巻3種セット」(1944円)を販売。甘エビ・するめいか・サワラと昆布の3種類をそれぞれ4分の1にカットして詰め合わせる。

さらに、今回の恵方巻で最も高い1万800円の商品として「福井県産香箱がにを楽しむ贅沢太巻」を用意。福井県産「香箱がに」を3杯分味わえるプレミアムな太巻きとなっている。

<「鮨よしたけ監修」極 太巻>
「鮨よしたけ監修」極 太巻

「食べきりサイズ」では、SDGsの観点から残さず食べ切れるサイズの恵方巻を提案する。

毎年人気商品となっている東京・銀座の「鮨よしたけ監修」太巻2品目を、イオンでは初めて3分の1サイズ(長さ6㎝×幅5.5cm)として展開する。料金は「極 太巻」が3分の1サイズで537円、1本で1490円。

イオンリテールでは「同じものを1本食べる需要は少なく、ハーフサイズが主流。ただハーフサイズも食べ切れない人もいる」(金子氏)としており、3分の1サイズの投入に至ったようだ。

<「2025 イオンの恵方巻」で前年比10%増の売り上げを見込む>
「2025 イオンの恵方巻」で前年比10%増の売り上げを見込む

イオンリテールの恵方巻は店内製造が特徴で、豊富な商品ラインアップを強みとする。「2025 イオンの恵方巻」では22種類33品目を展開し、うち約13品目が予約限定商品。

2025年1月26日まで店頭やネットスーパーなどで予約を受け付け、1月31日から2月2日にかけて受け渡す。店頭販売は2月1、2日の2日間で、全国の「イオン」「イオンスタイル」などおよそ350店舗で取り扱う。

前回2024年の恵方巻は、節分当日の2月3日が土曜日だったこともあり、前年比15%増の売り上げとなった。家族連れの購入が目立ち、セット商品や手頃な価格帯の商品が好調だったという。

金子氏によると、恵方巻の売り上げは節分当日が95%程度を占めるとしており、2025年の2月2日当日の売り上げは同10%増を見込む。

イオン/「ブラックフライデー」11/22開始、防寒用品など充実し売上5%増目指す

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