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シュフー/天気に合わせた広告を自動配信

2018年11月06日 13:35 / IT・システム

凸版印刷は11月7日、国内最大級の電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」で、Shufoo!アプリ内での気象連動広告「Shufoo!気象ターゲティング広告」の配信を開始する。

<気象連動広告のイメージ>
気象連動広告のイメージ

グループ会社であるマピオンによる、気象や交通状況等のエリアごとに常に変化する情報や、人口統計などのジオグラフィックデータ等の各種地域環境データを提供する「環境データマート」の情報と連携。定常的で精度の高い情報の自動配信を可能にした。

2017年冬メニューのWEBチラシで実証実験を行い、前日との気温差マイナス5度の予報が出た際に手動での配信設定を実施し、クリック率(CTR)が5倍となった。

<実証実験の概要>
実証実験の概要

現在、デジタル広告において、消費者の状況に応じてより適切な広告を配信するターゲティング広告が求められている。

その中で地域ごとに日々刻々と変化する天候や気温という気象条件に応じた広告配信に対するニーズが高くあった。

特に、近年の温暖化や局所的なゲリラ豪雨の増加などをはじめとした気候の変動をうけ、変化する気象に連動した情報配信が求められている。

従来、エリアごとに刻々と変動する気象に対応した広告を配信することは、運用負担が高く現実的なものとは言えなかった。

しかし今回、気象の変化に応じて自動で配信を行い、運用の負担を軽く且つ最適なタイミングで、希望のエリアに広告配信することが可能になった。

Shufoo!は家計を握る主婦に対してチラシという形でコンテンツを提供し、ユーザーはそのチラシを能動的に閲覧し日々の購買行動につなげている。

そのチラシを閲覧しているユーザーに気象条件に応じた最適なタイミングでの広告配信サービスをShufoo!アプリ内で開始することで配信する広告の効果も高めることができるという。

<サービスの利用イメージ>
サービスの利用イメージ

SHUFOO!気象ターゲティング広告は、常に変動する気象に応じて自動配信するため、運用負荷を軽くし、最適なタイミングで配信できるのが特徴。

ターゲティング可能な最小単位は1kmメッシュで、必要に応じて自由に配信エリアの設定ができ、購買意欲の高いShufoo!ユーザーに対して配信するため広告効果が高いという。

ターゲット企業は、食料品、化粧品、衣料、家電製品などに加え、流通やサービス業など気象により購買行動に影響があると考えられるあらゆる企業。

流通小売業は、スーパー、ドラッグストア、ホームセンター、家電店、衣料品店など。メーカーでは、飲料、食品、日用品、化粧品など。そのほか、外食サービス、飲食宅配サービス、ネットスーパー、娯楽施設などの利用を見込んでいる。

サービス価格は、1インプレッションあたり4円で、最低出稿金額50万円から。

今後、「Shufoo!気象ターゲティング広告」の拡販に取り組み、2018年度に500万円、2019年度1200万円の売り上げ獲得を目指す。

また今後も、マピオンの環境データマートを活用した新サービスの開発を行い、Shufoo!のさらなる価値向上を図る。

■問い合わせ
https://www.toppan.co.jp/solution/inquiry/privacy.html

■シュフー
http://www.shufoo.net/

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