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ローソン/徳島で新型POSレジによる「セルフレジ」運用実験開始

2019年07月01日 17:00 / IT・システム

ローソンは7月2日、徳島県内のローソン店舗でセルフレジの運用実験を開始する。

<セルフモードで運用中の新型POSレジ>
セルフモードで運用中の新型POSレジ

2019年2月末までに全店導入を完了した新型POSレジは、店員がレジ操作を行う通常モードのほかに、お客がレジ操作を行う「セルフモード」に切り替えて使用できる。

「セルフモード」はキャッシュレスによる決済のみで、現在、約50店のローソンで運用実験を行っている。

今回、ローソンの中で、全国平均よりキャッシュレス比率が低い徳島県で、キャッシュレス決済のみによる「セルフモード」の運用実験を行う。

5月末時点の徳島県内の店舗数は138店で、エリアを限定した複数店舗での実験は今回が初めてとなる。

実験企画は、7月2日~29日の4週間の予定で、運用時間は店舗によって異なる。実験結果をもとに運用方法や運用時間等を検証し9月末までに全店舗での運用開始を目指す。

実証実験では、セルフレジの時間帯別の利用動向、運用方法、立地による利用動向などを検証する。

実験運用期間中は通常ポイントに加え、Ponta会員、dポイント会員対象に、100円につき2ポイントを付与する。

決済方法は、クレジットカード、交通系電子マネー、iD、楽天Edy、QUICPay、WAON、Applepay、ポイント利用(全額利用)、国際ブランドプリペイドカード、バーコード決済といったキャッシュレス決済のみ。

現金、クーポン・金券・ギフト券、QUOカード、デビットカード、ポイント利用(一部利用)、ギフトカード決済は利用できない。

医薬品、ゆうパック・レターパック・切手・はがき、テレホンカード・QUOカード・ギフトカード、予約商品、一部値引き商品などは、セルフレジでは購入できない。

また、収納代行、領収証発行、返品・返金、電子マネーチャージ、コンビニ受け取り、Loppi残高照会(QUOカード・Edy・WAON・プリペイドカード)なども利用できない。

現在、ローソンは、深刻化する人手不足対応として、デジタルを活用した省人化に取り組んでいる。

新型POSレジは、自動釣銭機や多言語(日本語含む4か国語)でのナビゲーション機能を搭載し、レジ業務負荷の軽減につながっている。

なお、徳島県内の一部店舗では、防犯カメラの増設などが必要となった店舗が数カ所あり、今回の実験開始店舗は県内全店ではない。

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